止まらない物価高に、「このままどれだけ食費がかさむのだろう…」と不安な気持ちになりますよね。でも、ネガティブに考えてばかりでは家計もうまく回りません。いっそのこと、頑張っていることを休んでみる!そうすると、やりくりがラクになることもあるんです。今回は、食費を月2万円台でやりくりしている私が、予算を守るために「やめたこと」をご紹介します。
もともとおかずが多い家庭で育った私は、食卓に5~6品並んでいるのが当たり前でした。そのため、「2~3品じゃ少なすぎる」と思うのと同時に申し訳なさがあり、簡単でも何品もの料理を並べていたんです。
でもあるとき夫から、「おかずはこんなに多くなくていいよ」との一言。「あぁ、頑張らなくていいんだ」と割り切れるようになってから、無理に何品も用意するのをやめました。
物価高が厳しい今は、オムライスに簡単なスープで済ませたり、焼き魚と具沢山の味噌汁で済ませたりする日も多いです。
料理する手間が減ってストレスが減り、食費もストンと落ちて一石二鳥。“頑張りすぎない”ことはプラスにもなるんだ、と実感した瞬間でした。
副菜にサラダを用意することが多いわが家。もともとはレタスを1玉買って、きゅうりを切って…と、イチから手作りすることがほとんどでした。
しかし、野菜の高騰でサラダの材料コストがかかるようになってからは、「カット野菜でいいや」と割り切るように。もともとは積極的に購入しなかったカット野菜も、いざ使ってみると便利すぎて…。
今や「買うものリスト」に殿堂入り、スーパーへ行くと買う食材のひとつになっています。
カット野菜は食材をあれこれ買い揃えなくていいので、コスパも優秀。洗い&カット不要で使える手軽さのおかげで、自炊のモチベーションを保ちやすくなりました。
毎日の食事は、基本的にすべて私が担当。「これは私の仕事だから…」と、疲れていても誰かに頼ろうという考えがありませんでした。
でも、娘が小学生になり「手伝おうか」と救いの手を差し出してくれたんです。初めは、逆にやることが増えそうだからと断っていたのですが、ひとりで頑張り続けるのはやっぱりしんどい。
それからは、料理のお手伝いを率先してやってくれる小学生の娘2人の力を借りながら、毎日の自炊をこなしています。
慣れたもので、小学4年の長女は毎日のスープ・汁もの作りの担当に(笑)。小学2年生の次女も、メインのおかずを作ったり洗い物をしたりと力になってくれています。
頑張りすぎていることがあれば、思い切ってやめてみる。そうすると、家計だけでなく心身的にも負担が減って、食費節約と自炊を無理なく続けられるようになるかもしれません。
文/三木ちな