こんにちは、家事コツ研究員Yです。近年増えている豪雨や台風などの災害時、まっさきに停電が話題になりますが、実は電気よりもガス・水道のほうが長く止まるとも聞きます。そこで、この機会に、警視庁警備部災害対策課のXでも紹介され、「ガスや水の節約になる」と話題になった「水漬けパスタ」を作ってみることに。果たして、茹でなくても食べられるのでしょうか?
実は以前から水漬けパスタに興味は持っていたY。でも、中には「マズい」という口コミもあり、ちょっと懐疑的でした。よくよく調べてみると、どうも水に漬ける時間が短すぎると失敗することが多いようです。
警視庁のXでも「4時間漬けた」と書いてありました。そこで、午前中から仕込みをして、4時間後の昼食に食べられるようにしてみました。
パスタの長さが収まる保存容器やバットがないので、バキッと半分に折って入れました。これでも大丈夫とのこと。
念のため冷蔵庫に入れましたが、災害時は冷蔵庫も稼働していないかもしれませんが……ここは妥協。冬場だったら常温でもよさそうです。
※夏場の災害時にエアコンが入っていない部屋で長時間食品を水に漬けることは避けてください。
4時間経ちました。いい具合にモチモチしているみたいです。ただ、ハリもコシもなく、ぐんにゃりしているので、やや不安。
ざるにあけてみました。生パスタに近い感触ですね。でも、このまま茹でないで調理して、本当に大丈夫!?
不安になりながらも、そのまま炒めた具材の中に投入し、いつも通りの作り方でナポリタンを作ってみました。
パスタの色が変わり、生っぽいところがなくなるまで炒めます。といっても、炒める時間は1~2分ほどと短時間で済みました。
出来上がり!
あれ?おいしい!モチモチしていて、ケチャップや具材の絡みもいい感じです。
小学生の子どもも「いつもと変わらない」とパクパク食べていました。個人的には、むしろいつものパスタよりもっちり弾力があっておいしく感じました。特に生パスタ好きなら、こっちのほうが好みかも!?
鍋いっぱいのお湯を沸かす必要もありませんし、ガス代の節約にもなりますよね。
災害でガスが止まり、カセットコンロしか使えないようなときにも、これだったらできるかも! 具材はまな板を洗えなかったら、キッチンばさみでチョキチョキ切ればOK。
※カセットコンロはコンロ全体を覆うような大きなフライパンを使うと事故につながってしまう危険があるので、その点だけは気を付けてください。
水漬けパスタは、災害時でなくても、ライフハックとしてなかなか有効だと思いました。これからも、時々、おいしい災害メニューに挑戦してみたいと思います!
撮影・文/吉田直子 ※暮らしニスタの記事を再編集して配信しています。