外食時、注ぎやすいようワイングラスを持ったり、食べ終わったお皿を重ねたりしたことはありませんか?実はこれらの行為は、お店にとっては「ありがた迷惑」になっているかもしれないとのこと。楽しく外食を楽しむために、意外と知らなかった飲食店でのマナーをご紹介します。
レストランなどでワインを注文するシーンでの「ありがた迷惑」。
店員さんがワインをグラスに注いでくれるときは、お客側としては「店員さんが注ぎやすいように」と思ってグラスを持ち上げる方がいるかもしれません。お酌の際にグラスを持ち上げることがあるので、ワイングラスもつい同じようにしてしまいますが、実はこの行為はNGなのだとか。
ワインを注ぐとき、注ぎやすいように持ち方を工夫していたり、銘柄が書かれたラベルが見えやすいように持ったりしています。また、ワインは勢いよく注ぐと味が変化する可能性がある繊細な飲み物なので、ワイングラスから少し離れた位置から静かにゆっくり注がないといけないそう。容量も注ぎながら微調整しているのだとか。
お客側がワイングラスを持ち上げるとワインを注ぎにくくなり、こぼれたりする原因になります。ワインを頼んだ際は「グラスは机に置いたまま」を守りましょう。
これは悩むところだと思いますが、正解は、「重ねない」です。
食べ終わったお皿は重ねてテーブルをすっきり片付けたほうがいいと、お客側の親切心から行なっている行為ですが、お皿を重ねると傷がついてしまったり、油汚れがいろんなお皿に広がってしまったりするので、逆に店員さんの手間を増やしてしまうことがあるそうです。
この「食事後のお皿は重ねるか否か」について、以前ネット上で論争が起きたことがあります。「高級店かファミレスかの店にもよる」「お店が混んでいたら重ねる」「店員さんが重ねて運んでいたので重ねる」といった意見も聞かれました。
基本的にはお皿は重ねないのがマナーなので、食事後のお皿がテーブルにあるのが気になるようであれば、その都度下げてもらうのがいいかもしれませんね。
もし一緒に食事をしている相手がワイングラスを持ち上げたりお皿を重ねたりしていたら、やさしく教えてあげてくださいね。
まとめ/暮らしニスタ編集部