乾燥する季節、毎日洗い物などの水仕事をしているとひび・あかぎれを起こしてしまうことありますよね。乾燥するとささくれもできやすくなり、手指の傷が絶えない方も多いのではないでしょうか。一番の対策はこまめに保湿ケアすることですが、傷を守るためには絆創膏もかかせません。
そこで今回は知っていると便利な絆創膏のはがれにくい貼り方についてご紹介。絆創膏がはがれやすい指先でも、すこし貼り方を変えるだけで断然はがれにくくなります!
絆創膏を貼る前に、まずは切り込みを入れるのが大きなポイント。切り込みを入れる場所は写真の赤い点線部分です。
ガーゼの手前まで消毒をしたハサミで横半分のラインに切り込みを入れます。あとは貼り付ける箇所によって、貼り付け方を変えるだけ。
なお、絆創膏を貼る前は、しっかりと患部を清潔にして、水で洗い流した場合はガーゼなどで水分を拭き取りましょう。
写真で説明するために、切り分けた各箇所に番号を付けました。とは言え、貼り方自体はとてもシンプルです。
関節に当たらない場所は、切り分けた絆創膏をクロスして貼り付けるだけ!
それぞれ中央に向かって貼り付けます。各番号貼り付ける順番は特になく、そのままクロスするように重ねて貼り付けたら完了です。
これだけで安定感が全然違います。なお、貼り付けるときはうっ血してしまわないよう、引っ張り過ぎに注意しましょう。
関節に当たる箇所は、中央に向かって貼り付けるのではなく、それぞれ上側は上方向に、下側は下方向に逃して貼り付けます。こうすることで指の折り曲げも断然スムーズに!
折り曲げた様子です(強く曲げるとカメラに写せないので、あえて浅く曲げています)。関節に干渉していません!ただ切り込みを入れるだけなのに確かに便利、今までまったく思いつきませんでした。
指先の怪我、普通に貼るとすぽっと抜けちゃうんですよね。そんなときもクロス貼りが有効です!爪側と指側、それぞれクロスにぴたっと貼り付けます。
ただ、正直この貼り方はすごく貼りづらいです。痛くて余裕がないときは結構なストレスになる予感。イライラ〜としてしまうよりかは、普通に貼ってしまった方が良いかも!誰かに貼ってあげるときや、傷の痛みが落ち着いてきて貼りなおす時に、この貼り方を試してみてください。
一番絆創膏が取れやすいみずかき部分。ここに絆創膏を貼るときは、手のひらの表と裏、両方とも絆創膏を広げて貼ります。広げて貼ることで、絆創膏が手の動きに対応可能に!
手をグーパーしても、しっかりと貼り付いたまま◎個人的にはこの貼り方が一番感動しました。絆創膏を割ってあげることで可動域が広がる、とてもシンプルな発想ですが、シンプルなことほど思い込みが強かったりするんですよね!
乾燥する季節や水仕事が多い時期には、手指の小さな傷がつらいもの。痛みを我慢する前に、ぜひ絆創膏のはがれにくい貼り方を試してみてください。小さな傷とは言え、ケアしてあげないと傷が広がってしまったり、治癒が遅れてしまう場合もあります。一番頑張っているあなたの手をしっかりと労ってあげましょう!
写真・文/滝谷遥