今回の読めそうで読めない漢字クイズは、「剰え」をご紹介。もちろん「じょうえ」ではありませんよ?話し言葉よりも書き言葉に多く見られる表現ですが、一度は耳にしたことがあるかも?
「剰」は中学校で習う漢字で、「過剰(かじょう)」などのように『あまる』様子を表す漢字です。問題の「剰え」も『余計なこと』を意味する言葉。
ここで例文を。
「道に迷い、剰え、雨まで降ってきてしまった。」
悪い出来事が重なった場面で使う言葉のようですが…
どうです?わかりましたか?
『別の物事や状況が、さらに加わるさま。多く、悪い事柄が重なるときに用いる』という意味の「剰え」。元々は「あまりさえ」でしたが、「あまっさえ」→「あまさえ」→「あまつさえ」と音変化したそうです。
良い出来事が重なった場合は「そのうえ」、悪い出来事が重なった場合は「剰え」と使い分けましょう。
まとめ/meiko 参考/デジタル大辞泉(小学館)