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「最近、フケが出やすい…」は放置厳禁!フケを減らすとっておきの方法とは

  • 2023年10月11日
  • 暮らしニスタ

「最近頭に白いものが浮いてるし、かゆい…。これはフケ!?」頭皮の悩みを抱える40~50代の女性は非常に多いといわれています。フケやかゆみが気になって、眠れないほど悩む人もいるんだとか。そこで今回は、フケや頭皮のかゆみの原因、有効な対処法について紹介していきます。

フケや頭皮のかゆみが生じる原因

フケや頭皮のかゆみが生じる原因は、以下のことが考えられます。

フケの原因①女性ホルモンの減少

「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンが減少すると、頭皮が乾燥してフケやかゆみの原因となることがあります。

とくに40~50代の更年期の女性は女性ホルモンが減少することで、肌が乾燥しやすい傾向にあります。乾燥すると肌のバリア機能が低下してしまうため、少しの刺激でフケやかゆみが発生するのです。

フケの原因②脂漏性皮膚炎

フケがたくさん出る原因には、「脂漏性皮膚炎」という皮膚の病気になっている可能性も考えられます。脂漏性皮膚炎とは、頭皮や顔などの皮脂分泌が多い箇所に出現する湿疹のことです。

脂漏性皮膚炎が起こる原因には、皮膚に常在する「マラセチア」というカビの異常な増殖が挙げられます。

マラセチアが皮脂に含まれるトリグリセリドを遊離脂肪酸へと分解すると、その遊離脂肪酸が皮膚の炎症を引き起こすと考えられています。

どうしたらいいの?悩ましいフケを改善する方法

見た目もかゆみも気になってしまうフケを改善するためにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、フケの改善方法を3つ紹介します。

対策①アミノ酸系シャンプーを使う

フケやかゆみをはじめとする頭皮トラブルを抱えている方は、頭皮に優しいアミノ酸系のシャンプーで頭皮を洗うことがおすすめです。

アミノ酸系のシャンプーは頭皮に優しく、古い角質を取り除きつつも頭皮を乾燥から守る働きをしてくれます。

洗浄力が強いシャンプーを使うと、頭皮の皮脂を落としすぎてしまい、皮膚が乾燥します。その乾燥から頭皮を守ろうと、また余計な皮脂が出てフケの原因になるため、アミノ酸系のシャンプーで優しく洗うことが大切です。

対策②薬用シャンプーを使う

薬用シャンプーを使うことで、フケやかゆみを抑える作用が期待できます。

たとえば、抗真菌成分である「ミコナゾール硝酸塩」を含むシャンプーは、マラセチアの量を減らすことができるので、フケの対処法におすすめです。

対策③皮膚科を受診する

脂漏性皮膚炎をはじめとする菌が原因で生じる炎症は、抗菌薬などを使用しないと治療できません。フケやかゆみが長期化している場合は、皮膚科を受診して適切な治療薬を処方してもらいましょう。

フケ対策には漢方薬もおすすめ!

フケやかゆみに悩んでいても、なかなか自分だけで対処するのは難しいもの。

お気に入りのシャンプーから変えたくないという人もいれば、仕事や家事、介護の都合で皮膚科を受診する暇がないという人もいますよね。そういった方には、専門家の指導のもとで漢方薬による対処がおすすめです。

飲むだけでフケやかゆみといった頭皮の悩みが起きにくいからだを目指せるでしょう。

フケやかゆみといったトラブルには、以下のような漢方薬を選びます。

・皮膚に栄養を与えることで乾燥から守り、かゆみを抑える

・体内にたまった熱を冷まし、皮膚の炎症を鎮める

・体内の血流を改善し、皮膚に栄養を届ける

フケ・かゆみが気になる人におすすめの4つの漢方薬

フケ・かゆみが気になる人におすすめの漢方薬はコチラです。

・当帰飲子(とうきいんし):からだの栄養分である「血(けつ)」を補うことで、皮膚に栄養を与えて乾燥に働きかけます。

・清上防風湯(せいじょうぼうふうとう):からだの上部にたまった熱を冷まし、皮膚の炎症を鎮めます。にきびや頭部の湿疹にも効果があります。

・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):体内の滞った血流を整えることで、皮膚に栄養を届けます。湿疹や皮膚炎に効果を発揮します。

・温清飲 (うんせいいん):からだの栄養を補って皮膚に栄養を届けるとともに、こもった熱を冷まして湿疹や皮膚炎を改善します。

文・監修/稲嶺千春(いなみね・ちはる)●薬剤師。製薬企業や調剤薬局に勤務する中で、根本治療の大切さを広めたいと考え、精度の高い漢方の情報発信を行う。

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