商品を買ったときに梱包材としてついてくる発泡スチロール。使い道がなく処分することがほとんどですが、もし、その発泡スチロールが「板状」だったら、それは「お宝」です!処分するの、ちょっと待ったーーーー!今回は「お宝」を使ったインテリアをご紹介します!
板状の発泡スチロールを使って作るのは「ファブリックパネル」です。。季節や好みに合わせて色々なパネルを掛けかえることで、気軽に部屋の雰囲気を変えて楽しむことができます。
本来のファブリックパネルは、土台に木製パネルを使いますが、今回は板状の「発泡スチロール」を活用!軽くて加工が簡単な発泡スチロールなら誰でも簡単にアートが楽しめます。しかも!梱包材の再利用なら材料費の節約になるので「お宝」なんです♪
それでは、好きなデザインの布を用意してレッツスタート!
・板状の発泡スチロール (厚み1cmはあったほうが作業が楽です)
・生地
・カッター
・定規
・ペン
※マスキングテープもしくは養生テープ(必要に応じて)
カッターで切れますが、切った辺からもろもろとクズが出てくるので、切った辺にマスキングテープや養生テープを貼ると作業後の掃除が楽なのでおすすめ。
発泡スチロールの内側10~20mm程の箇所に印を付け、カッターで切り込みを入れます
見せたいデザインの位置を確認し、印をつけたら布をカットします。
今回は布地をそのままカットせず作りました。布をカットする場合は出来上がりのパネルのサイズより余裕をもって裁断します。
(例:40cmの正方形のパネルを作る際、カットする目安は生地を裏側で固定するため3~5cmとって裁断)
カットした後に、アイロンで生地のしわを整えます。このひと手間が、パネルの仕上がりに大きく左右するので、ピシッとぜひ。
カッターは背の側をつかって、布を押し込んでいきます。伸ばしながら生地を押し込むのがポイント。
今回は布地が余った状態で裏側に来ているので、養生テープでペタッと貼りつけました。
このように全て養生テープで裏側をとめるのも可能です。一番簡単に布の固定ができますが、切り込みを入れて布を押し込む方が見た目がよりきれいに仕上がります。それぞれお好みで。
角の仕上がりなど細かいところは本物には叶いませんが、自宅で楽しむ分には十分な出来に仕上がります。
今回作ったパネルは大きめだったので、完成まで45分程度かかりました。20cm程度のパネルだと15~20分程度で作れます。
正方形のファブリックパネル。ちなみに、となりのオブジェはコショーの空き瓶に100均で購入したフェイクグリーンを刺したもの。
パネルを壁に貼る際は、両面テープの3Mコマンドタブが便利です。
剥がすときはノリ残りがなく、壁紙を痛める可能性が低いので愛用しています。ほかの固定方法として、発泡スチロールに画鋲の頭を埋め込み、針の部分を壁にさしてパネルを固定する方法もあるそうです。
100均やホームセンターで手に入ります。布地の色に影響がないように「白色」の発泡スチロールの板をご購入ください。
自宅で眠っている生地の活用にもファブリックパネルが活用できます。また、私は裁縫スキルが壊滅的ですが北欧ブランドの生地が大好きなので、ハンドメイドではなくパネルとして毎日愛でています。
ほかにも、お子さんの小さいころの洋服などでファブリックパネルを作るのも素敵ですよね。
いろいろと値上げの波が止まらないですが(涙)、お金をかけずともアイデアとセンスで素敵なインテリアを作ることができます。軽くて処分も楽なファブリックパネルで、おうち時間の充実にぜひ♪
文・写真/整理収納アドバイザー 山田明日美