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【夏休みの自由研究にも♪】野菜の皮や切れ端…捨てたらもったいない!家事やハンドメイドの活用術

  • 2023年8月12日
  • 暮らしニスタ

こんにちは!家事コツ研究員のAです。

料理をした後に出る「野菜の皮や切れ端」、通常は生ごみとして捨てるしかないものですが、実は捨てるのがもったいないほど、さまざまなことに使えちゃうんです!

今回は、夏休みの自由研究にも使える、野菜の皮や切れ端の活用法をご紹介します♪

野菜の皮をお掃除道具に!

最初にご紹介するのは、お掃除道具としての活用法。

例えば大根の皮には、たんぱく質やでんぷんを分解する「ジアスターゼ」という酵素が含まれているので、料理中の汚れなどが付着してしまうシンクの掃除に効果的なんだそう!

スポンジ代わりにシンク磨きに使うと、汚れもとれてピカピカになります!

洗浄・漂白の効果もあるそうなので、窓ガラス磨きや障子の黄ばみ落としにも効果的なんだそうです。

他にもジャガイモの皮も掃除にオススメ。ジャガイモの皮に含まれる「サポニン」は汚れを落とすだけでなく、磨いた後に水垢をつきにくくしてくれる効果もあるそうなので、こちらもシンクや蛇口磨きにピッタリです。

水垢がつきやすい鏡やグラス磨きにもオススメですよ。

野菜の皮なら、掃除に使ったあとにそのままポイっと捨ててしまえばいいのも気軽で便利ですね。

今話題のリボベジにチャレンジ!

次にご紹介するのは、野菜の切れ端や種を栽培する「リボベジ」というもの!

簡単に食物の栽培を楽しめるので、今話題となっているそうです。

リボベジには土栽培と水栽培の2種類がありますが、水栽培なら土を買わずにすぐにできるので今回は水栽培を試してみました!

リボベジは色んな野菜で試すことができますが、今回我が家ではニンジンと大根の根の部分を使ってみました。

やり方はとても簡単で、タッパーや底の浅いお皿などに切れ端を入れて軽く浸る程度に水を入れるだけ!

あとは程よく日光に当てて毎日水を交換するだけで、簡単に栽培を楽しむことができます。

他にもちょっと本格的なもので、アボカドの種を栽培するのもオススメ。

アボカドの場合は、種のとがっている部分を下にして3分の1くらい水が浸かるような状態で育てるのがポイント。

写真のように竹串などを差して程よく浮かせて置く方法が一般的です。

ニンジンはあまり変化が見えませんでしたが、大根の方は、3日ほどでも違いがはっきりわかるくらい葉っぱが伸びてきました!

育ってきたら食べることももちろんできますが、大根の葉にはクロロフィルという強い殺菌作用を持つ成分が含まれているので、置いておくだけで嫌な匂いを抑える効果も期待できますよ。

アボカドも根が少し伸びてきました。

アボカドは最終的には木になるのでなかなかそこまで育てるのは難しいですが、日に日に成長する姿を楽しめるので観葉植物としてオススメです。

お子さんと一緒に水交換などのお世話をするのも楽しそうですね。

野菜の皮や種で草木染めに挑戦!

最後にご紹介するのは、野菜を使って衣類を染める「草木染め」。

少し手順が多くなりますが、捨てるはずの野菜の皮を染料として活用できるのでとっても楽しいですよ!

草木染めに必要なのは、野菜の皮。

それと「焼ミョウバン」という、色を衣類にしっかりと染めさせるための媒染剤が必要になります。

焼ミョウバンはあまり聞き馴染みのない方もいるかもしれませんが、漬物の色を良くするのに使ったり消臭剤に使ったりとキッチンで大活躍してくれるアイテム。

100均やドラッグストアなどでも購入できるので、これを機にゲットしておくのもオススメですよ。

そしてもう1つ必要なのが、豆乳。

草木染めの染料はタンパク質に染まるので、まずは染めたい衣類を豆乳に浸すという下処理が必要になります。(シルクやウールなど動物性の繊維の衣類はタンパク質が含まれているので、この作業は必要ありません)

本当は無調整豆乳など濃度の濃いものを使うのが理想的なようですが、新たに買うのがもったいないので今回は普段飲んでいる豆乳を使ってみました。

まず豆乳を水で倍に薄めた液を作り、その中に染めたい衣類を浸します。

私は今回、子供が使っていたガーゼを2枚使いました。

30分ほどこの液に浸したあと、軽くしぼってから天日干しして十分に乾燥させれば下処理完了です。

下処理した衣類を乾燥させている間に、野菜の皮で染色液を作っていきます。

今回はナスの皮とヘタを3本分ほど鍋に入れ、十分に浸るくらいの水を入れて20~30分ほど弱火で煮ます。

※使う鍋はステンレス製が良いそうです。鉄やホーロー鍋だと化学変化や変色の可能性があります。

出来上がった液がこちら。ナスっぽい色味の液になりました。

この液に、下処理し乾燥させたガーゼを浸します。

次に、焼きミョウバンで作った媒染剤を作ります。

こちらは1リットルのお湯に焼きミョウバン5gほどの分量を混ぜ、よくかき混ぜれば完了です。

この媒染剤に、染色液に浸したガーゼを30分ほど浸します。

その後、もう1度染色液に浸し十分に乾燥させれば作業完了です!

もう1つアボカドの皮と種を刻んだもので染色液を作ってみました。

こちらは黄色っぽい液になりました。

先ほどと同じ手順で、染色液から媒染剤に浸す作業を行いました。

出来上がったガーゼがこちら。

比較用として染める前のガーゼを並べてみましたが、色が変わっていることが分かります。

左がナス、右がアボカドで染めたものです。

左はグレーっぽい薄紫、右は黄色っぽい色に染まりました。

野菜の皮を再利用することで、家にある衣類を染められるという意外な楽しみ方ができちゃいました!

野菜の種類や媒染剤の種類(ミョウバンやクエン酸などが使えます)などでも色の濃さや仕上がりが変わってくるそうなので、色々と試しがいがありますね。

夏休み時期はお子さんの遊びや自由研究にもよさそうです。

興味のあるものがありましたら、ぜひ皆さんも試してみてくださいね。

撮影・文/あるぱか

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