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効果なし!!間違った「冷え」対策やっている人が多数!?自分の冷えタイプ診断&効率的な温活法を紹介!

  • 2023年3月20日
  • 暮らしニスタ

夏でも手足が冷たい、寒さですぐに風邪をひいてしまうなど、「冷え」が苦手な女性は多いものです。

体質の違いによって、効率的な温活法が異なることをご存じですか? あなたのタイプを知って、つらい冷えの症状とサヨナラしましょう!

まずは「五行」で体質のタイプを知ろう!

東洋医学では、万物は5つの要素「木・火・土・金・水」に分類できると考えられており、これを「五行」といいます。

自然の一部である人間のからだの機能も、自然の役割と照らし合わせ、それぞれ「肝、心、脾、肺、腎」として説明されます。

これらは相互に作用しながらバランスを保つ関係にあり、どの部分が弱くなりやすいかによって体質のタイプがわかれます。

①木(肝)タイプ

気や血液が滞りやすく、めまいや頭痛、手足のしびれや目の疲れが起こりやすいタイプです。爪の色や形が悪くて割れやすい、興奮しやすく怒りっぽいなどの特徴も。

②火(心)タイプ

血の循環に影響がでやすく、上半身に熱がこもり、顔がほてったり、汗をかくのに手足は冷えやすいタイプです。動悸や息切れがあるほか、精神的に動揺しやすく、不眠や睡眠中に夢をよくみるという特徴も。

③土(脾)タイプ

消化や吸収、排泄を行うエネルギーが不足して、消化不良や腹部膨満感、食欲不振、下痢をしやすいタイプです。痩せていて疲れやすく、心配しやすいという特徴も。

④金(肺)タイプ

気や水の循環、免疫機能に影響がでやすいタイプです。肌の乾燥、声がれのほか、風邪をひきやすく体温調節が苦手なため、寒さにも暑さにも敏感です。息切れしやすく、落ち込みやすいという特徴も。

⑤水(腎)タイプ

水の代謝が悪く、まぶたや足のむくみ、めまい、耳鳴り、尿漏れなど、水に関係する不調が起きやすいタイプです。性機能の減退を生じやすく、呼吸は浅く、怖がりな特徴もあります。

五行タイプ別!おすすめの温活法

体質のタイプによって、効率的な温活法は異なります。タイプにあった温活法をとりいれることで、からだのバランスが整い、本来の力を発揮できるようになりますよ。

①木(肝)タイプにおすすめの温活法

毎日少しでも筋肉を使った運動をしましょう。また、肝と関係の深い眼を使い過ぎないよう注意が必要です。
血を作るために鉄分の多い食べ物や、梅干しやお酢、柑橘類など酸味のある食べ物がおすすめです。

②火(心)タイプにおすすめの温活法

毎日、軽いストレッチを習慣にして、血の循環を良くしましょう。
体を温め、自分に合ったストレス解消法で早めに解決を。ゴーヤやみょうが、コーヒーなど苦味のある食べ物がおすすめです。

③土(脾)タイプにおすすめの温活法

暴飲暴食を避け、薄味で消化しやすく、バランスの良い食事を心がけましょう。
考えすぎたり悩み過ぎたりしないことも、脾に負担をかけない秘訣です。蜂蜜、かぼちゃ、芋、とうもろこしなど甘い食べ物がおすすめです。

④金(肺)タイプにおすすめの温活法

乾燥に弱いため、部屋を適度に加湿し、鼻呼吸を心がけましょう。深呼吸も、全身に気を巡らせるために効果的です。
また、有酸素運動や、十分な睡眠も心がけましょう。唐辛子やしょうが、コショウ、にんにくなど辛い食べ物もおすすめです。

⑤水(腎)タイプにおすすめの温活法

こまめに白湯を飲んで、トイレに行きましょう。とくに、下半身を冷やさないよう、腹巻きやタイツなどを身に付けるのがおすすめです。
足のマッサージでむくみをとり、疲れは早めに解消することも心がけましょう。漬物、昆布、海鮮類など塩辛い食べ物がおすすめです。

【参考】
兵頭昭(2018年)『中医学の仕組みがわかる基礎講義』医道の日本社

温活には漢方薬でインナーケアもGood!

からだを温めるには、からだを直接温める生薬に加えて、
・水分の偏りを調整して冷えを解消
・血流を良くして熱を巡らせる
・胃腸の働きを良くして熱を作りだす
・代謝を上げて、熱をつくる機能を回復する
などの働きをもつ生薬を含む漢方薬で、根本改善を目指します。

また、熱を作る機能を低下させる原因となる「ストレスの軽減」「睡眠の質を上げる」「疲労を改善」などへのアプローチも行います。

漢方薬は冷えの原因を根本から改善するため、冷えにくいからだを手に入れることができます。
ここからは、温活におすすめの漢方薬をタイプ別にご紹介します。

①木(肝)タイプにおすすめの漢方薬

温経湯(うんけいとう)
月経不順、月経困難、更年期障害、不眠、神経症、しもやけ、足腰の冷えなどに用いられます。

②火(心)タイプにおすすめの漢方薬

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
月経痛、子宮内膜症、月経不順、月経困難、更年期障害、冷えのぼせなどに用いられます。

③土(脾)タイプにおすすめの漢方薬

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
体力増強や食欲不振、多汗などに用いられ、からだに気力を充実させます。

④金(肺)タイプにおすすめの漢方薬

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
病後の体力低下、疲労倦怠感、食欲不振、ねあせ、貧血、手足の冷えに用いられます。

⑤水(腎)タイプにおすすめの漢方薬

人参養栄湯(にんじんようえいとう)
虚弱体質、病後の体力低下、精神不安、不眠、食欲不振に用いられます。

このように、人には体質があり、それに応じた漢方薬を飲むことが必要になります。自分に合わない漢方薬を飲んでも効果は得られず、からだに負担をかけてしまうからです。
そこで、自分に合う漢方薬をオンラインでおすすめしてくれる「あんしん漢方」などのサービスが人気となっています。
体調の変化に悩んだときにも、漢方薬に詳しい専門家が無料で相談にのってくれるので安心です。

▶あんしん漢方を詳しく見てみる

自分の五行タイプに合わせて温活しよう

人は五行のタイプによって体質が異なり、それぞれにおすすめの温活法があることをご説明しました。
冷えに悩む方は、ぜひご自分のタイプを知って実践してみてはいかがでしょう。

<この記事を書いた人>

あんしん漢方 薬剤師 
竹田由子
病院薬剤師を行いながら、化学療法・医薬品情報担当として活動。現在は漢方のプロがAIを活用して適した漢方薬をお手頃価格で自宅に郵送する「あんしん漢方」にて情報発信中。
▶あんしん漢方(オンラインAI漢方)

 

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