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40代の脚パンパンどうにかしたい!更年期のむくみを防ぐケアとは?

  • 2022年3月29日
  • 暮らしニスタ

「更年期になったら、むくみがひどくなった気がする」「足がむくんで少しだるいし、顔のラインも崩れてきた……」

更年期になると、むくみの悪化に悩む方が多くなります。むくみは不快感につながりますし、顔がむくむとたるんで見えるので困りますよね。

今回は、更年期のむくみを解消する方法を解説します。どの方法も気軽に取り入れられるので、ぜひ参考にしてくださいね。

そもそも「むくみ」とはどんな状態?

むくみとは、皮膚や皮膚の下に水分や老廃物が溜まってしまうことをいいます。血液やリンパの流れが悪くなると、細胞のすきまに水分や老廃物が溜まって、むくんでしまうのです。むくみは足や手先、顔などさまざまな場所に起こります。

1.むくみの原因

むくみの原因には次のようなものがあります。

<むくみの原因>
・更年期
・冷え
・運動不足
・自律神経の乱れ
・筋力低下

とくに、更年期は女性ホルモンが減少し、血管の収縮や拡張にかかわる自律神経のバランスが乱れてしまうため、むくみが起こりやすくなります。

むくみを改善するホルモンバランスの整え方

ホルモンバランスを整えて、むくみを改善する生活習慣のコツを解説します。

1.お風呂でからだを温める

お風呂でからだを温めると、全身の血流がよくなってむくみが改善します。

また、入浴にはリラックス効果があるため、自律神経の緊張をやわらげることが可能です。ホルモンバランスと自律神経は互いに関係しあっているため、リラックスはホルモンバランスを整えるためにも大切です。

入浴による血行促進とホルモンバランス改善のダブル効果で、むくみを解消していきましょう。

2.リンパと血液の流れをよくするマッサージ

足首からひざに向かってふくらはぎをもんだり、顎から耳の後ろ、首から鎖骨に向けてマッサージしたりすると、リンパや血液の流れがよくなってむくみが改善します。

マッサージでからだの緊張をほぐすと自律神経もリラックスするので、ホルモンバランスの改善にも効果的です。入浴しながら行うのもおすすめですよ。

3.適度な運動で血行促進

運動をすると血行がよくなり、むくみ解消に効果的です。

ヨガやウォーキングのような有酸素運動は、自律神経の乱れを整える働きもあり、ホルモンバランスを整えることにもつながります。

さらに、運動を続けると筋力がつくため、血液やリンパを流す筋肉のポンプ機能も高まります。

むくみを内側からケアする方法

むくみをからだの内側からケアする方法を解説します。

1.カリウム豊富な食品を摂る

カリウム豊富な食品を摂ると、カリウムの利尿作用で体内の余分な水分を排泄しやすくなります。

たとえば、バナナやドライマンゴー、切り干し大根などはカリウムが豊富です。野菜ジュースや青汁からも、手軽にカリウムを補給できます。

カリウムが不足するとむくみが起こりやすくなるため、ふだんから意識的にカリウム豊富な食品を摂るといいですよ。

ただし、腎臓病などでカリウム量の制限を受けている方は、必ず医師の指示に従いましょう。

2.漢方薬を活用する

むくみを根本的に解消したい場合、漢方薬を試してみるのもおすすめです。漢方薬は、循環器内科や婦人科などでむくみの自然由来の治療法として用いられています。

漢方において「むくみ」は、水分の循環機能が低下し、からだのなかに余分な水分が溜まってしまうことが原因と考えられています。

女性の場合、日々変わるホルモンバランス、月々の生理、10代前半から50代の更年期に向けた大きなホルモンバランスの変化に加え、仕事のストレスや家事・育児、睡眠不足などで健康のバランスが崩れてしまうこともあるでしょう。

そのようなとき、同時に起きるさまざまな不調の改善を漢方薬は得意としているのです。そのため、むくみの改善には、体内の水分を調整する漢方薬がよく用いられます。

<むくみに悩む方におすすめの漢方薬>

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
水太り気味で皮膚の色が白く、疲れやすさや多汗、むくみなどのある方に用いられます。余分な水を排泄してからだをひきしめ、水太りやむくみを改善します。

・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
食べ過ぎの傾向があっておなかに皮下脂肪が多く、便秘がちな方に用いられます。脂肪代謝を改善し、ため込んでいる脂肪を減らすほか、むくみの解消にも効果的です。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
比較的体力が乏しく、冷え症で貧血の傾向などがある方のむくみや更年期障害などに用いられます。全身の血行をよくして冷えを改善し、余分な水分を取り除きます。

上記以外にもむくみに効果のある漢方薬はありますが、むくみのタイプには個人差があるので、自分の症状や状態に合った漢方を選ばなければなりません。

うまく合ったものを選ばないと十分な効果を得られないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあるので注意が必要です。

どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
漢方に詳しい薬剤師が一人ひとりに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。

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からだの内外から更年期のむくみを解消

更年期は、女性ホルモンの減少によってむくみが起こりやすくなります。更年期のむくみは入浴や運動、マッサージなどで自律神経を整えながら、血行をよくしていくのが効果的です。

また、カリウム豊富な食品を摂ったり、専門家に相談したりして漢方薬を活用することもおすすめです。むくみを解消して、すこやかな毎日を過ごしましょう!

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 竹田 由子
薬剤師。元漢方・生薬認定薬剤師で薬膳漢方マイスター。
大学院では臨床薬学を専攻、病院に10年間勤務。結婚後は調剤薬局へ勤務するのと並行して、ライターとしての活動も始める。
腎機能低下を機に、月経痛への鎮痛剤使用量を漢方で減量成功した経験があり、「日常の不調はまず漢方」をモットーに生活を送る。
病院時代の長いDI(ドラッグインフォメーション)の経験を生かし、薬の面から分かり易くサポートしたいと考えている。
現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。

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