せっかく観葉植物を購入したのに、部屋の大きさとサイズが合っていなかったり、育て方がわからず枯らしてしまったという方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は室内向け観葉植物を選ぶ時のポイントを紹介いたします。
観葉植物も多くの植物同様、生きていくためには光が必要です。日当たりの良い場所が一番成長しやすく、ほとんどの植物が元気に育ちます。
夏場の直射日光にだけは注意ですが、カーテン越しの日光、いわゆる明るい日陰ぐらいの明るさであれば、これも元気に育ってくれます。
ですが蛍光灯の明かりだけとなると、日陰に耐性のない植物だと厳しくなります。日陰に強い観葉植物もありますが、それ以外のものは週に3日か4日ほど日光の当たる場所に移して日光を浴びさせてあげましょう。
育ちやすい光の量は、観葉植物それぞれで条件が異なってきます。インテリアとしてこの場所に置きたい、という要望の場合は特に、その場所の日当たり具合と、そこで成長しやすい観葉植物のチョイスが重要になってきます。
観葉植物には鑑賞期間があり、これを過ぎると大きくなりすぎてしまったり、形が崩れてしまったりと、置き場所に影響が出てしまいます。
また、成長のスピードや成長する方向などに違いがあります。スピードはそれこそ品種ごとに差がありますが、成長方向は大別して、上に伸びるか下に伸びるかです。
置く場所については特に、成長による差分を計算に入れた、余裕のあるスペースを確保しておきたいところですね。
植物を育てる際に、光と並んで必要なものが水です。水やりの基本は、土が乾いていたらたっぷりと与える事と、受け皿に水を溜めない事です。
土が乾いているかどうかは、指で触って確かめるのが一番確実です。
湿っていなければ水やりを始めて、受け皿に水が染み出してきたらストップです。この時、受け皿に溜まった水を捨てないと根腐れを起こしてしまうので、注意が必要です。
そして霧吹きを用意して、葉に直接水を吹きかける「葉水」という水やりを行います。これこそが葉につやを出すコツであり、各種害虫を防ぐ効果のある大事なポイントなのです。
観葉植物も、多くは冬の寒さに耐えられません。耐寒性という表示があり、それより高い温度の場所に置くのが基本となります。
また風通しも大事で、閉めきった部屋に置いていると害虫への抵抗力がなくなり、葉を落とし、ついには枯れてしまいます。
とはいえエアコンの直風は絶対にダメで、葉が乾燥して枯れる原因になってしまいます。
これらのポイントを押さえておけば、お部屋に適した観葉植物を購入し、枯らさずに長く楽しめるはずです。
読んで下さった方が観葉植物をご購入する際の一助になればと思います。
※トップ画像はPhoto by ANONEさん@GreenSnap