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【ハチミツ通信Vol.8】クリスマスと精霊とハチミツ

  • 2016年12月9日
  • ハニールネッサンス

クリスマスの由来

2016年も12月になりました。クリスマスの時期がやってきましたね。

クリスマスといえば、イエス・キリストの誕生を祝う日・・・?
いえ。実は、誕生祭としての位置づけではありますが「誕生日ではない」というのをご存知でしたか?クリスチャンでもなければ、“誕生祭”と“誕生日”を区別して認識する人はいないですよね。

実は、聖書の中にキリストがいつ生まれたのかの記載はなく、実際の誕生日は明らかにされてはいないようです。では、なぜ、クリスチャンは12月25日を“キリストの誕生日”として祝うようになったのでしょうか。諸説ありますが、古代ローマ帝国時代、時の皇帝ユリウス1世が、キリスト教普及のために他の宗教を禁止したことに発生の原因があるようです。

キリスト教が入る以前のローマでは、ミトラス教が絶大な支持を集めていて、信者たちは「長い冬が終わり、明るい季節がやってくる」として、12月25日には“光のお祭り”をしていたそうです。
キリスト教に限定されていたローマ帝国の中にあって、ミトラス教を信仰していた人々は、こっそり伝統的な儀式をキリスト教に取り込んでいったそう。大切にしていた“光のお祭り”もその儀式の1つだったのでしょう。また、「光といえば、イエス・キリストも、光をもたらす存在として重ね合わせることが出来る」という考えからも、いつの間にか12月25日はキリストの誕生を祝う日となった――との説があります。

もみの木とクリスマス?

12月25日は、キリスト教の新約聖書とは無関係だったのですね。
その他にも、クリスマスといえばもみの木にデコレーションをほどこしますよね。
この風習は、古代ゲルマン民族やケルト民族の伝統に関係があるよう。
ケルトは森の精霊を祭る伝統を持っており、この地域発祥のドルイド僧などは怖い儀式で有名です。
森には精霊が宿ると考えていた彼らは、冬でも力強く青々と葉をしげらせているマツを“生命力の象徴”として崇めていました。そして、北欧の彼らにとってこの時期は冬至であり、「闇が極まり、やっと明るい光の季節、新年がやってくる」との思いから、“火のお祭り”を行っていました。その時に、マツにキャンドルなどの装飾をほどこす風習があり、これが現在のツリーの原点といわれています。
余談ですが、ハロウィンもこの地域のもので、10月末に収穫が終わり、暗い冬の時期を迎える節目の儀式であることが、その起源のようですよ。

このように、実はクリスマスは様々な伝統が融合したイベントなのです。最近は日本人もクリスマスを楽しむようになり、今後もまた新たな意味付けが生まれるのでしょうか?ちょっと興味深いですね。

森と精霊とハチミツ

この「ハチミツ通信」をお送りしているハニールネッサンスが考えるのは、クリスマスを“豊かさを祝うイベント”にすること。もみの木を飾ったり、ケーキを食べたり、愛情のある関係を祝ったり、気がつけばクリスマスは“豊かさの象徴”のような意味を持っている気がしませんか?

環境問題が広がっている今、クリスマスは樹木を飾って、自然と人と動物たちの豊かな関係を祝うイベントになっていけば素敵ですよね。

そこで、やっとハチミツの登場です。
ハチミツは、ミツバチが花の蜜を集めることによって作られます。いわば、ミツバチは豊かな実りをもたらす自然の精霊。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、そんな精霊によってハチミツが作られていると考えることで、ミツバチが生きる森や自然の豊かさに感謝するクリスマスもいいですね。
私たちも今年もまた一年間、大自然からたくさんの恵みをいただきました。ミツバチは、世界の作物の3分の1を受粉していると言われています。ミツバチがいなくなったら、たくさんの野菜や果物がなくなってしまうのです。そんなミツバチたちや自然に感謝するのも、たまには良いのではないでしょうか。また、ミツバチは愛の象徴だったりもしますので、家族や恋人たちと一緒に“豊かさ”を享受するのも素敵ですね。

さて、今年のクリスマスは、人と自然の豊かさを祝うイベントにしませんか? 美味しくて、ちょっと楽しい2つの「ハチミツデザート」を紹介します。

1.ハチミツナッツアイスクリーム

ハチミツナッツアイスクリーム

●材料●
アイスクリーム
ナッツ(お好みのものを)
ソバハチミツ

●作り方●
ナッツをトッピングして、ソバハチミツをかけてお召し上がりください♪
実は、ここで重要なのは「ソバハチミツ」です。
真っ黒でクセがあると言われているソバハチミツですが、栄養価が非常に高く、乳製品との相性が抜群です。アイスクリームや生クリームに使うと、なんとチョコレートのようなな味に変身!
すごくハマる美味しさですよ。これを機会にぜひ、ひとクセあるソバハチミツを試してみてください!

2.チーズハニークラッカー

チーズハニークラッカー

●材料●
クラッカー
チーズ
お好きなハチミツ(おススメはコーヒーハチミツ!)

●作り方●
チーズとハチミツの相性は抜群です。
写真はヨーグルトの水分を塩で絞った「ヨーグルトチーズ」になりますが、クリームチーズやハードチーズなど、何を合わせても!パクパク止まらなくなる美味しさです!

いかがでしょうか?この他にも、生クリームとソバハチミツの相性を活かして、ショートケーキにソバハチミツをかけるのも、すごく美味しくてハマりますよ。苺のショートケーキをお召し上がりの際はぜひ、使ってみてください。

みなさまも、ぜひとも美味しい食材をほおばりながら、一年の豊かさを振り返るクリスマスをお楽しみください!樹を飾って、彩って、そしてハチミツを使って、楽しんでくださいね♪

次回の「ハチミツ通信」は、クリスマスあたりにお送りします。ハニールネッサンスが植樹の協力をしている、ネパールの「チウリの樹」のお話を、クリスマスツリーを思い浮かべながら書きたいと思います。

蜂蜜専門店ハニールネッサンス ハニーハンター:米川安寿

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