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大倉喜八郎一家が収集した絵画、ゆかりの新発田市「蔵春閣」で"上映"!横山大観に三木翠山...名品の数々をプロジェクションマッピングで紹介、5月19日まで

  • 2024年5月13日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

大倉集古館の名画をプロジェクションマッピングで映し出す蔵春閣の企画展=新発田市諏訪町1【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
 新潟県新発田市出身の実業家、大倉喜八郎と長男の喜七郎らが収集した絵画を、プロジェクションマッピングで室内に映し出す企画展が、新発田市諏訪町1の蔵春閣(ぞうしゅんかく)で開かれている。金箔(きんぱく)がふんだんに用いられた大広間にあるふすまに、日本画や中国の絵巻が映し出され、訪れた人は静かに見入っている。

 蔵春閣は、喜八郎が東京・向島に建てた別邸で、新発田市に移築され2023年4月に開館。企画展は開館1周年記念行事の一つ。

 喜八郎は文化財の散逸と海外流出を防ぐため収集し、1917年に日本初の私立美術館「大倉集古館」(東京)を設立した。喜七郎もその遺志を継ぎ、近代日本画を中心に収集した。今回の企画展では、集古館のコレクションのうち11点を紹介している。

 ふすまの大きさは、4枚合計で縦1・7メートル、幅5メートル。満開の山桜とかがり火を鮮やかに描いた横山大観の「夜桜」や、赤い着物姿で髪を整える女性を表現した三木翠山(すいざん)の「鏡」などを投影。中国・清時代の花鳥草虫や女性たちを描いた絵巻もある。

 鑑賞していた会社員男性は「重厚な趣のある建物の中で、文化的な価値のあるものを鑑賞できて良い」と語った。

 5月19日までの午前9時〜午後4時。入館料500円。問い合わせは蔵春閣、0254(28)3255。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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