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西松任駅に桜ロードを  北安田南部土地区画組合  線路沿いに3月、30本植樹

  • 2024年2月29日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

桜が植樹される西松任駅沿線の敷地=白山市北安田町【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
 北陸新幹線敦賀延伸に合わせて3月16日に在来線の松任−加賀笠間に新設される西松任駅(白山市北安田町)沿線が桜で彩られる。松任北安田南部地区土地区画整理組合が開業を祝い、駅から金沢方面へ延びる公園一帯に桜の苗木を30本植樹する。関係者は数年後の開花を見込み、将来的に満開の「桜ロード」が西松任駅のシンボルとなり、乗降客で地域がにぎわうことを期待している。

 組合は西松任駅の着工前から区画整理を行っており、現在、駅周辺には商業施設や住宅が数多く立ち並ぶ。北安田町を貫くように流れる大川は桜の並木が広がり、春に住民らが散策を楽しむ姿が見られる。

 計画では、西松任駅線路沿いの延長240メートルにわたり桜を植樹する。乗客に車窓から美しい景観を楽しんでもらうとともに、線路と交差するように流れる大川と駅から続く桜並木をつなげ、西松任駅を起点に桜ロードが地域に広がることを狙い、植樹を企画した。

 組合は西松任駅開業翌日の3月17日、沿線の一部区間で記念植樹を行い、北安田南区町内会の住民30人が参加する。親子らが15本を植え、同月中に残り15本も植樹する。桜の苗木はイオン環境財団が提供した。

 線路沿いに植える品種はコシノヒガンザクラで、大川沿いのソメイヨシノより開花が早い。駅前広場には、白山市が3月3日に遅咲きのエドヒガンザクラ2本を植樹する予定で、組合は駅周辺の3種の桜がタイミングよく咲けば、春の長期間、一帯で桜が咲き誇ることを期待している。

 組合は沿線の桜と桜の間に、低木のオオムラサキツツジも植え、桜の開花期が終わっても、豊かな自然空間を駅一帯に整備する。ベンチや遊具も設置するという。

 組合の信作喜久雄理事長は「将来は、穴水ののと鉄道能登鹿島駅のような桜の名所駅になってほしい。住民や駅利用者の心が和む拠点にしたい」と話した。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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