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〝やさしい〟敦賀 紅茶で 人道の港ちなみ土産開発

  • 2024年2月21日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

敦賀にちなんだリンゴの紅茶を発売した三谷さん夫妻=2月14日、福井県敦賀市本町2丁目のメロウティーハウス【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
 やさしいリンゴの紅茶、できました―。福井県敦賀市の紅茶専門店が「人道の港敦賀」にちなんだ新たなお土産物として、リンゴが香る紅茶を発売した。同店は「紅茶は人にいれてもらうとすごくおいしく感じるもの。大切な方にいれてあげてほしい」と話している。

 敦賀港は1920〜22(大正9〜11)年、極東シベリアに取り残されたポーランド人孤児が上陸し、その後、帰国を果たした。第2次大戦中の40〜41(昭和15〜16)年には、ユダヤ人難民がナチス・ドイツの迫害から命懸けの逃避行の末にたどり着いた。孤児の手記や難民の言い伝えで、市民からリンゴをもらったという心温まるエピソードが残る。

 発売したのは2022年6月にオープンした「メロウティーハウス」で、三谷成人さん、英美さん夫妻が経営。スリランカ最高級紅茶ムレスナティーを100種類以上取り扱っているのは県内唯一だという。北陸新幹線敦賀開業を前に、県観光連盟や敦賀観光協会の協力で新しいお土産として開発した。

 商品名は「なんてやさしいまちなのつるがは...の紅茶」。ベルガモットで香り付けしたスリランカ産アールグレイのリンゴ紅茶に、洋なしの自然香料も加え「ちょっと大人向けな感じに仕上げた」と成人さん。「ストレートはもちろん、砂糖が入るとリンゴ(の香り)が際立ち2度おいしい」と話した。

 1パック190円(税込み)。売り上げのうち10円は地元の子どもたちのために活動する団体などに寄付する。同店で販売し、今後は県内の道の駅などに拡大していく予定。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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