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能登町の和太鼓、新潟で発見 能登半島地震の津波で流出 100キロ離れた柏崎の海岸で

  • 2024年1月23日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

能登町から流されたとみられる太鼓を発見した栃堀さん=22日午後、新潟県柏崎市【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
 石川県能登町白丸区で使われていたとみられる和太鼓が約100キロ離れた新潟県柏崎市の鯨波海岸に流れ着いた。沿岸で民宿「小竹屋旅館」を営む杤堀(とちぼり)耕一さん(53)が22日までに見つけた。白丸は1日の能登半島地震の津波に遭い、多くの家屋が押し流された。地元住民は「祭りで使う大切な太鼓だ。見つけてくれて本当にありがたい」と喜んだ。

  ●SNSに投稿

 杤堀さんによると、20日午前9時半ごろ、砂浜を見回っている際、胴体に「白丸区」と書かれた太鼓を見つけた。インターネットで能登町の地名と分かり、「きっと地域で大事にしていた物だろう。能登町の人に気付いてもらえたら」と交流サイト(SNS)に写真を投稿。同日夕には地元住民から連絡が入った。

 白丸区によると、菅原神社の例大祭「白丸曳山祭り」で使っている太鼓とみられる。区長代理の岩前純悦さん(76)は今後の扱いは地区で決めるとした上で「震災の記憶を刻む物として残したい」と話した。

 杤堀さんは22日、投稿を見て修理を申し出た白山市の楽器店と、太鼓の状態や保管方法を電話で相談した。杤堀さんは「皮は破れていたが、胴体は大きな割れ目もない。無事に返せそうで良かった」と喜んだ。
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