鋳物に宿る走りの記憶。クルマの廃材が急須に生まれ変わる

  • 2025年2月17日
  • Gizmodo Japan

鋳物に宿る走りの記憶。クルマの廃材が急須に生まれ変わる
Image: トヨタ自動車

ブレーキが急須に?

乗らなくなった自動車は売って中古になることも、最後はスクラップとして潰されることもあります。

再利用できる素材もたくさんあるでしょうし、環境のために何かできないものか?

鋳物で伝統的な茶器になった

トヨタが廃品をアップサイクルして生まれたのは、急須・冷酒器。

山形鋳物の老舗・菊地保寿堂との共同開発で、ブレーキのディスクローターが伝統的な茶器に転生しました。

温度変化で色も変わる

容量は400ml。山形県にある月山の形をイメージして、ちょっと潰れたカプセル型がユニークです。

銀色を散らした藍色の急須は、冷凍庫で霜が張るくらい冷やし、日本酒を注ぐと徐々に色が変化します。一杯やる前にちょっとアガりますね。

Image: トヨタ自動車

モノの終わり方を考える

トヨタ構造デザインスタジオは、「捨てるところのないモノづくり」を目標に地球の環境のため廃棄の方法まで考えているとのこと。

自動車に使えるパーツは再利用し、できない素材は付加価値をつけアップサイクル。以前に包丁や鉄瓶、ガラスでアート作品を作った経緯があります。

元の車は何だろう?

クルマ好きの人なら、廃車になる前の車は何だったのか? を妄想するのも楽しいかと思います。高級車だったらちょっと嬉しいかも?

Source: YouTube, 菊地保寿堂

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