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キンキンのミネラルウォーターが出ます。これは“蛇口のハック”だ…

  • 2024年3月29日
  • Gizmodo Japan

キンキンのミネラルウォーターが出ます。これは“蛇口のハック”だ…
Photo: 小暮ひさのり

蛇口をひねるだけってのが最高でして。

昨今、蛇口からみかんジュースが出たり、お茶が出たり、うどんのつゆが出たり…。

ネットを潜っていると「蛇口ってわりと色んなものが出てくるな…」みたいなミームを感じているんですけど、本日蛇口から出るものがまた増えました。ミネラルウォーターです。

引き算と足し算から生まれた、蛇口からミネラルウォーターの新提案

Photo: 小暮ひさのり

こちら、LIXIL(リクシル)の家庭用水栓「Greentap」といいます。

ミネラルウォーターでおなじみ、サントリーと共同開発された、蛇口からミネラルウォーター(正確にはミネラルinウォーター)が出るソリューションなんですが、その考え方がテック的で感心しちゃった。式にすると…

水ー不純物+ミネラル=美味しい

となっています。なんのこっちゃ? 説明します。

まずリクシルの浄水機能つき水栓では、水道水から不純物を取り除くといった引き算はできていました。だけどその結果、できるのはあくまでも「浄水」。不純物の味がしないんだけど、逆に言えば飲料水としては味気ないですよね。

Photo: 小暮ひさのり

なので、リクシルはこの状態の水に、サントリーが独自開発したココヤシのヤシ殻活性炭から抽出された植物ミネラルエキスを足し算。

こうして蛇口から出てくる水は不純物が除去され、カリウムなどのミネラル分を追加した弱アルカリ性へと調整。口当たりにまろやかさのある「おいしい水」になっているのです。

浄水と味はどう違う? Greentapの水を飲み比べてみた

でも気になるのは、このミネラルinウォーターと浄水はどのくらい違うの? ってところですよね。

ご丁寧に発表会では席にGreentap飲み比べセットが用意されていました。飲み比べた感想は…

Photo: 小暮ひさのり

・常温の浄水:いわゆる浄水。主張0で味わいもない。水道水のニオイやエグミはないけど、虚無感がある

・常温のミネラルinウォータ:わずかにミネラル分を感じて、口当たりの柔らかさ増しています。ストレートにいうと、売ってる水の味。

・冷えたミネラルinウォータ:あっ、これ冷やすとさらに良いッ! 冷蔵庫でイイカンジに冷やしたミネラルウォーターだこれ!美味いわ。

味覚トレーニングに乏しいバカ舌なので、表現力の乏しさはお許しください。それでも、美味しいと感じたのは、やっぱミネラルinウォーターでした。

ただ雑味が取れるだけでいいなら浄水機能だけでも良いと思うんですけど、ゴクゴク飲みたいのは? と聞かれたら、僕は冷えたミネラルinウォーターかな。

蛇口をひねるだけで“冷えた”ミネラルinウォーターが出てくる

さて、ではなぜ冷えた水を試飲したかというと、この水栓実はキンッと気持ちよく冷えた状態で出てくるんですよ。

なので、冷蔵庫にミネラルウォーターを突っ込んでおいて、お風呂上がりに冷えたボトルをキュッと開けてゴクゴクっと水分補給。みたいなことが、蛇口をひねるだけでできます。

Photo: 小暮ひさのり

そのひみつは水栓の下。

浄水カートリッジやミネラルエキスのボトルを収納するユニット(左上)に加えて、作ったミネラルinウォーターを冷やす「冷蔵ユニット」を用意(奥の白い箱)。

こちらオプションとはなりますが、いつでもキンキンに冷やされた美味しいミネラルinウォーターがゴクゴク飲めて、絶対にQOLバク上がりするはず。水を冷やさなくていい分、冷蔵庫のスペースが空くのも地味に助かりそう。

機能美が光る。リクシルの美しく使いやすい水栓もよし

Photo: 小暮ひさのり

デザインや使いやすさ=機能性の面も美しく整っています。

細身なデザインでありながら、ヘッド部はシャワーとストレートとの切り替えができますし、ぐっと引っ張ればノズル部が伸びてシンクのお掃除にも活躍。

こちらのカラーは、Greentap用に開発されたこのクールシルバー。つや消しシルバーで落ち着いた高級感があり、なおかつ汚れなども目立ちにくそうなのが良きですねー。また、この他にも水栓として馴染みのある光沢のあるクロムモデルも選べます。

Photo: 小暮ひさのり

1本の水栓はコントロールハンドルが2つ。

ハンドルを分けることで、原水(水道水)とミネラルinウォーターを直感的に出し分けられるデザインになっています。

なお、ミネラルinウォーターを出すには左のハンドルを操作。常温や冷水の切り替えもでき、LEDが光ってモードをお知らせするのがかっこいい。水道水は右ハンドルが担当。洗い物などはこちらの水道水を使えばOKですね。水温・水量の調節もできます。

この辺の日常使う蛇口として使いやすさとデザイン性の良さが担保されているのは、さすが水回りのノウハウを持つリクシルだなぁって。

Photo: 小暮ひさのり

さらにアプリ対応で、使用量や冷水の温度、消耗品の交換サイクルなどもアプリからわかります。なんなら自動的に注文もできるという、イマドキのIoT機能もそなわっているなど、物理的な使いやすさとハイテクさの融合がお見事。

めんどくさくないし、水を飲む機会も増えるんじゃない?

昨今、おいしい水へのニーズは高まっていて、安いタイミングで買い貯めしてる人も多いかも知れませんね。

ただ、消費も多いもんだからストック切れも起こりやすくて、冷蔵庫で冷やすのも手間だったりもします。じゃあ、ウォーターサーバーだ! みたいなことも考えるんだけど、じゃあそれどこに置くの…ってなりません?

Photo: 小暮ひさのり

でも、Greentapなら蛇口からドバドバ出るわけです。

これまでの「おいしい水を飲みたい」需要のなかで、もっともコンパクトでスマート。なおかつ、運んだり冷やしたり、詰め替えたりなどのめんどくささがないのがいいなって。蛇口回すだけだもん。

あと、これなら水を飲む習慣も付きそうなのがいいな〜って。

水を飲む習慣付けが健康に良い。ってのはよく見聞きしていて「この水筒にしたら水を飲む習慣が付きました」みたいな記事もたくさん見ますけど、ミネラルウォーターが出てくる蛇口の手軽さに勝てんの? って話しですよ。

Photo: 小暮ひさのり

導入コストとして、冷水タイプで27万6100円から(税込・工事費込み)と、消耗品のランニングコスト(プランはこちら、最安で1Lあたり約33円から)もかかるので思い切りも必要ですけど、一生ボトルの水を買い続けるより、エコだし省スペースだし、効率的だし、手軽さも感じられる選択肢かなとも思いますね。

味に関しては、ほんとテキストだけではお伝えしきれないところなので、リクシルショールームや、取り扱い家電量販店(ヤマダ電機、エディオン)で実体験してみてください。

体験できる場所はこちらから探せます。

Source: リクシル

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