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中国の人型ロボ、バク宙にするたび成功に震える

  • 2024年3月23日
  • Gizmodo Japan

中国の人型ロボ、バク宙にするたび成功に震える
Image: Unitree

ロボット(機械人形)だけに器械体操ってね。

ここ数年は2足歩行をするヒューマノイド開発が流行しており、各社が運動性能の良さや器用さ、AIを使った賢さなど独自の路線で新作が生まれています。

さすが雑技団の国

ボストン・ダイナミクスの「Spot」にソックリな、4足歩行の犬型ロボを作っていた中国Unitree社もそのひとつ。

人型ロボ「Unitree H1」は身軽さと運動能力に特化しているようで、器械体操の後方宙返りが出来るようになりました。

妙な違和感

クルっと回って着地するのはスゴい性能ですが、何かおかしくないですか?

そう、人間みたいに膝を抱えていないんです。下半身をピンと伸ばした「スワン宙」でもなく、足の裏が背中にくっつくくらい脱力しており、ギリギリで膝を身体の前に持ってきてつんのめりそうになっての着地。人間の動きとだいぶ違うけど、それで成功できちゃうんだ?とビックリです。

着地後に拳を握ってブルブルっと震えるのが、「よっしゃー」ってなってるみたいで妙に人間味が感じられます。ちょっと変わったバク宙ですが、成功が嬉しいんでしょうね。

モーターが強い

「Unitree H1」の身長は1.8mで、体重は47kgとのこと。

ボストン・ダイナミクスの「アトラス」が油圧式の駆動系なのに対して、こちらはモーター式でこの身軽さなんですって。

Image: Unitree

「アトラス」は身長は1.8mと同じですが、体重が150kgとほぼ3倍です。なのでバク宙する時は、一度高いところに飛び乗ってからとなります。その点、「Unitree H1」に床の高さは関係ありません。

走るのも速い

そして「Unitree H1」、少し前は走行速度が秒速3.3mという速さで世界最速記録として認められたとのこと。

軽いからこそ得意なことはまだまだあるでしょうね。

Source: YouTube, Unitree via NEW ATLAS

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