苔むしたお寺の香りも。
地球の遥か408km上空をグルグルと周回している、ISSこと国際宇宙ステーション。
宇宙はクリーンなイメージがありますが、宇宙飛行士たちが生活している場なので、カビが繁殖していたり、オゾン、火薬、殺菌剤、ゴミ、体臭、病院、焦げた金属臭、そして失敗したバーベキューみたいな臭いに満ちているんですって。
屋内の悪臭はさておき、とりあえず体臭をどうにかできるのはデオドラントの類ですよね。
生活用品メーカーのライオンはそれらが得意分野ということで、宇宙飛行士に使ってもらうスティック型の香料を開発しました。
「relaXspace A (リラックスペースエー)」は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が募集した生活用品アイデア募集のために生まれた製品。
900通りの香りからAI診断で16種類に厳選され、そのうち3種類をJAXAの油井亀美也(ゆい きみや)宇宙飛行士に託してISSで使用してもらうことになりました。
「ピュアソープ」は定番っぽい清潔な香りで、ニオイキャンセリング機能が気になる臭いを感じる前に低減します。
「Kokedera(苔寺)」は、苔に覆われたお寺の様な、どこか懐かしい日本を 思い出す香りとのこと。いわゆる芳香剤っぽさはありませんが、日本人ならうれしい香りかと思います。
「ウッディフレッシュ」は香りを調合するAI「by me」を使った、宇宙飛行士に心地良い時間を提供する香りなのだそうです。
使い方は首や手首など肌に塗ります。ISS内がどんなに臭くても、自分から良い香りが漂っていたら快適に感じるかもしれませんよね。
拡大解釈をすれば、もし私たちが買えたら宇宙の香りを自分でも楽しめるってことになりますね。
そう思うとちょっとロマンがあります。
ちなみにISSの外側の、宇宙空間の臭いを再現した香水というアイテムも存在します。火薬や金属やラム酒やラズベリーの香りがするそうな?
無印のこれ、アロマディフューザーの正解じゃない?オイルをセットするだけ 赤カビの心配なしで使えるアロマディフューザー、ようやく見つけました。無印良品から1月に新発売されたこの「水を使わないアロマディフューザー」は、エッセンシャルオイルのボトルごと本体に入れるシンプルな構造。その名のとおり水を使わないこれで、手軽にアロマを焚けるようになりました。エッセンシャルオイルが空気圧で噴霧される この「水を使わないアロマディフューザー」は、エッセンシャルオイルを空気圧で噴霧する https://www.gizmodo.jp/2024/01/muji-aroma-diffuser.htmlSource: LION