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25mプールは47秒。地球上最大のサメ「メガロドン」は泳ぐのが遅かった

  • 2023年7月14日
  • GetNavi web

1500万年前から360万年前に生息していたサメの「メガロドン」。地球上で最も大きく、最も強く、食物連載の頂点に立つ捕食者だったと言われています。しかし、そんなメガロドンの速度は、泳ぎの下手な人間と同程度だったことが最近の研究で示唆されました。

↑メグは泳ぎが遅い

 

メガロドン(通称「MEG(メグ)」)の体長は20メートル。体重は最大で100トンになったと言われており、地球上で最も巨大で、他の生物にとって脅威的な存在であったと考えられています。しかし、ある研究チームがこのメガロドンの泳ぎについて研究を行ったところ、「泳ぐ速度は決して速いわけではない」という結論に至ったのです。

 

これまでのメガロドンの研究では、化石の「歯」に着目するものがほとんどでした。しかし今回の研究では「鱗」に着目。そこから、メガロドンがどんな泳ぎをしていたか解析したのです。

 

すると、速く泳ぐサメに共通して見られる竜骨と呼ばれる特徴がないことが判明。そして、導き出したメガロドンの最高速度は時速1.9km。これまで推測されていた時速5kmをさらに下回る遅さであると示唆されたのです。

 

オリンピックで史上最多となる28個のメダルを獲得している元競泳選手のマイケル・フェルプス氏のトップスピードは、時速9.6kmになります。メガロドンの時速1.9kmは、25mプールを47秒かけて泳ぐ速さ。水泳選手ではない一般の人を考えても、決して泳ぎが上手とは言えないペースです。

 

サメといえば、素早い動きで獲物に襲いかかるというイメージがありますが、メガロドンには当てはまらないのかもしれません。

 

【主な参考記事】

MSN. The Meg could only swim at 1.2mph (5 times slower than Michael Phelps). July 11 2023

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