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作りこめば最高の相棒に! 楽しいDIY的なクルマ「スペーシア ベース」

  • 2023年6月19日
  • GetNavi web

継続するアウトドア人気を受けて、メーカーもその動きを意識したモデルを送り出している。今回はスズキ「スペーシア ベース」をプロが診断する!

※こちらは「GetNavi」 2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです

 

【私が診断します】

GetNavi乗り物担当・上岡 篤

宅ワークを軸にしつつ、取材などに飛び回る日々を送る。

 

作りこむのが楽しいクルマはアウトドアシーンでも大活躍

スズキ
スペーシア ベース
139万4800円〜166万7600円

ハイトワゴンと商用車の“ちょうど良い中間”を狙い開発されたモデル。登録としては商用車ながら乗り心地の良い足回りなど、乗用車としても十分な資質だ。標準で搭載される「マルチボード」で後席や荷室の幅広い活用が可能。

SPEC【XF・2WD】●全長×全幅×全高:3395×1475×1800mm●車両重量:870kg●パワーユニット:658cc直列3気筒DOHC●最高出力:52PS/6500rpm●最大トルク:6.1kg-m/4000rpm●WLTCモード燃費:21.2km/l

 

頭上にも小物を収納できるスペース

↑乗用モデルのスペーシアでは後席も快適なサーキュレーターを搭載。だが同車では小物が収納できるオーバーヘッドシェルフを装備する

 

愛犬との同乗に便利な分割モードも可能

↑リアシートを愛犬などのペット居住スペースに、荷室部分を荷物積載スペースに分割可能なモードも設定。安心してドライブできる

 

同社軽モデルの豊富な収納スペースが魅力

↑写真のフロントドアポケットを含め、リアスペースの収納スペースも豊富。純正オプションパーツが豊富で、カスタマイズもしやすい

 

標準のマルチボードで後方空間が多彩に変化

↑ワークスペースに適した上段モード(上)、移動販売車などに向く中段モード(中)、フルフラットで車中泊にぴったりな下段モード(下)が設定可能。アイデア次第で車内空間の使い方が大きく広がるのが最大の魅力だ。

 

【上岡’s Check】使い方はアイデア次第!作りこめば最高の一台に

「商用車はバンタイプが多く、使い方も限られてきました。ですが同車はオンでもオフでも活躍できるマルチな存在で、大きな可能性を秘めています。作りこめば最高の相棒です」

 

作りこんでいくのが楽しいDIY的なクルマ

スペーシア ベースは商用車に与えられる4ナンバーのクルマ。だがその性格は、フロントシート回りと、リアシートから後ろの荷室で大きく異なるのが面白い。

 

フロントシートまわりは、他のスペーシアシリーズと変わらない快適さがポイント。足回りも荷物の最大積載量を200kgに抑えたことで乗用車用タイヤの装着が可能となり、ゴツゴツ感もない。

 

一方でリアシートは、スライドやリクライニングも不可能というエマージェンシー的な存在。だがその割り切りと荷室の活用のために標準搭載されるマルチボードが秀逸。ワーキングスペースになったり、フルフラットにして車中泊も可能なモードにもなる。使う人のアイデアで可能性が広がる。

 

同車は「なんとなくアウトドア向きだから」と選ぶのには不適格。であればスペーシア ギアのほうがよりアウトドア向けで快適だからだ。だが「キャンプのベース車にしたい」「移動販売車として使いたい」「動くワーキングスペースにしたい」という目的があり、自分なりに作りこんでいくクルマとして最高のモデルだ。

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