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フォトグラファーに聞く、花を美しく撮る目からウロコな撮影法&iPhoneテク7選!

  • 2016年3月17日
  • ガーデニング・ラバーズ

こんにちは。花と多肉好きライター、ariです。

美しい花を見たり、珍しい植物に出合ったら、
この美しさのまま写真に残しておきたい! と思いますよね。
でも、いざ写真を撮ってみると、自分の目で見た美しさのまま残すことができない……、
なんだか、いまいち上手に撮れない……、なんて経験はありませんか?

そこで今回は、フォトグラファーの方に花や植物を撮影するポイントを聞いてみました!
構図の取り方、光の取り入れ方など、花を美しく撮影するためのちょっとしたコツを、
今回はiPhoneを使いながらご紹介します。

今回登場していただくのは、彩開フォトグラファーとして活躍する真島由佳里さん。

パステルアートの講師でもあり、抜群の色彩感覚で、
植物や風景、人物などの撮影に定評があります。
真島さんのホームページはこちら

花の一番美しい姿を切り取るための撮影テクを教えてもらうため、
真島さんがよく通っている撮影スポットで、花の撮影ツアーを敢行!

 

どの花を一番撮りたいのかを決める!

花畑全体の風景を撮りたい時などは別ですが、
花に近づいて撮影したい時は、まずはどの花を一番撮りたいのかを決めます。
一番花びらがキレイな形のもの、色が好きなもの、第一印象でコレってもの……。
「自分がどんな写真を撮りたいのか、どの花が一番撮りたいのかを意識することが大切です。」
と、真島さん。

たとえば、この写真。
どの花を撮りたいのか、いまいち分かりません。

では、こちらはどうでしょう。
手前の花にピントを合わせてみると、一番撮りたい花がよく分かりますね。
花びらの様子も、よりキレイに写っています。

花に思いきり寄ってみる!

iPhoneで撮影するなら、まずは思い切り花に近づいて撮影してみましょう。


このぐらい寄っちゃってOK!
iPhoneの画面を花にグッと近づけると、はじめは花がぼやけて写りますが、
画面の中の一番写したい花のあたりのタップすると、花にピントが合います。
すると、バッグがぼやけるので、かっこいい写真が撮れますよ!

花びらを見せたいなら、ダイナミックに撮影してみましょう!
グッと花に寄ってみるなら、花全体を撮る必要はありません。
自分の感覚で、切り取って撮影しましょう。

光の当たり方はサイド光がベスト!

花を撮る時は、自然光がベスト。
そのときに、太陽の位置を意識します。
被写体の後ろに太陽がある「逆光」では、花が暗く写ってしまいます。
また、自分の真後ろに太陽がある「順光」では、
光が花にまんべんなく当たるのですが、ちょっと面白みのない写真に。
また、自分の影が被写体に写ってしまいます。

光の当たり方は、被写体に対してサイドから入ってくる「サイド光」がベスト。
もちろん花は動いてくれないので、自分が移動して写真を撮りましょう。

「花を撮る時は、近づいたり、離れたり、動き回ってベストポイントを探しましょう!」

また、こんな風に逆光を上手に使って、
葉っぱや花が透ける透明感を楽しんでみるのもいいですね。

露出の簡単調整で明るい写真に!

どうしても画面が暗くなってしまう場合は、
一番暗い場所をタップすると、画面が明るくなります。
逆に、明るいところをタップすると、画面が暗くなります。

さらに、ピントを合わせたい場所を軽くタップすると、
黄色い枠と太陽マークが表示されるので、太陽マークを上下にスライド。
すると、スライドバーで画面を明るくしたり、暗くしたりと、
露出を簡単胃調節することができます。

こんなちょっと暗めの写真も……

太陽マークを動かして、明るい写真を撮影することができます。

花のバックに何色がくるかを考える!

撮りたい花を探しつつ、
その花のバッグにどんな色の花や風景が写り込むのかを考えながら撮影するとベスト。

「私はいつも、撮りたい花を探しながら、バックに見える色を意識します」
とのこと。

たとえばこの写真なら、バックに黄色やオレンジの花が見えて、
とっても華やかな写真になりますね!

こちらはバックにグリーン、白、紫が見えて、爽やかな雰囲気。

構図はちょいずらしがかっこいい!

いわゆる「日の丸写真」を呼ばれる構図は、写真の中心に被写体があること。
このような写真は、安定した印象を与えますが、
ちょっと面白みのない写真になりがち。

そこで、iPhoneのグリッドを表示させてみましょう。
9分割のグリッドを表示させてみて、
花を中心ではなく、線が交差している四ヶ所のどこかにずらしてみます。

すると、余白を上手く活かした写真に。
この時に、花が向いている方に空間を空けるのがおすすめです。

花に光が当たっている場所を狙う!

たとえばこんな風に、花に一部分だけ光が当たっているところを見つけます。
ここを狙って撮ると、真島さんいわく、
「すごく幻想的な写真が撮れる!」のだそう。

この写真は、手前のチューリップにだけに光が当たっていたので、
そこを狙って撮った写真。
まわりの花との光の当たり方の違いで陰影が付いて、
手前の花がより際立って見えます。

真島さんは植物を撮影する時はいつも、
「キレイだね、撮らせてね」と心の中で話しかけているのだそう。
そんな植物を愛する気持ちが、実は一番大切なのかも。
今回の撮影ツアーで、これが一番、私にとって目からウロコなことでした。
私もそんな気持ちを忘れずに、花の写真を撮っていこうと思います。

あなたもちょっとしたテクニックを使って、
花や植物の美しさを、そのまま切り取ってみましょう。

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