設備容量262.5MW、予定より6週間早く商業運転開始
豊田通商株式会社(以下「豊田通商」)は12月6日、エジプト・アラブ共和国のカイロで、風力発電所の竣工式を開催したと発表した。
この発電事業には日本から豊田通商と株式会社ユーラスエナジーホールディングス(以下「ユーラスエナジー」)、フランス系の大手発電事業者、および北アフリカの建設事業者の4社が参画。
風力発電機125基からなる発電所の出力は262.5MW、予定より6週間早く10月に商業運転を開始した。4社の合同出資による事業会社が今後20年にわたり発電所を保有・運営し、得られた電力はエジプト送電公社に売電していく。
風力発電事業を拡大、北アフリカでさらなる展開を
ユーラスエナジーは豊田通商グループの電力事業としてスタートし、現在では東京電力HDが40%株主。太陽光・風力発電所の開発と運営を手がけ、設備容量は欧州をはじめ国外の方が大きい。
エジプト政府は自然エネルギー電力の比率拡大に力を入れ、2022年までに風力発電7GWの目標を掲げている。
豊田通商とユーラスエナジーは今後も風力発電事業の拡大を目指し、エジプトをはじめ北アフリカ地域でのさらなる事業展開を図っていく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
豊田通商 リリース
https://www.toyota-tsusho.com/