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NTN、水路に置くだけで発電する「系統連系用NTNマイクロ水車」を販売開始

  • 2018年6月27日
  • エネクトニュース
水路に置くだけの「系統連系用NTNマイクロ水車」
NTN株式会社は6月25日、既存の水路に置くだけで発電ができ、これを売電できるようにした製品「系統連系用NTNマイクロ水車」を、新たに開発したと発表した。

小型の水力発電装置となるマイクロ水車は、これまでバッテリに充電することが主目的とされ、系統連系システムを装備したものは販売されていなかったが、これにより新たな活用が可能になったとしている。

同製品は、発電機にて発電した交流電力をコントローラで直流電力に変換後、パワーコンディショナにより交流電力に変換して系統に送電することで売電するものとなり、発電電力としては0.4kW、1kW、2kW用の3タイプがある。

また同製品には、発電電力を最大化する最大電力点追随制御(MPPT)を標準装備し、発電電力2kW以下の小水力発電装置にMPPTを標準搭載するのは、業界で初めてとなる。

保守費用低減や安全稼働が見込める機構
さらに、必要時には水車翼を水流から一時的に引き上げのできる機構「イージーリフタ」に、順次対応するという。

この機構は、定期的な保守を行う際にクレーンなどの設備がなくても水車翼を水面より上方へ引き上げることが可能となるため、保守費用低減につながるほか、台風などの増水時に予想される流木やゴミ等の増加を回避できるため、より安全な稼働が見込まれることとなる。

このほか同社は、風と太陽光で発電する「NTNハイブリッド街路灯」を2016年7月から発売しており、今年3月に創業100周年となることから、今後も自然エネルギーを活用した商品開発と販売を通じ、地産地消型エネルギーの提案を進めることで、低炭素化社会実現に貢献していくとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

NTN株式会社 プレスリリース
https://www.ntn.co.jp/japan/news/new_products/

 

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