「独立電源システム」(自立型ソーラースタンド)
日東工業株式会社の「独立電源システム」(自立型ソーラースタンド)が、島しょを除き東京都唯一の「村」である檜原(ひのはら)村で活躍している。
「独立電源システム」は、電力会社から供給される商用電源を使用せず、昼間は太陽光発電から得られた電気を利用し、夜間は蓄電池から電気を供給するもので、再生可能エネルギーである太陽光を電源としているため、災害などに緊急電源としての活用が可能という。
檜原村で活躍中の同システムは、東京都補助金事業を活用して設置されたもので、スマートフォンなどの携帯電話機全般の充電が誰でも利用できるとともに、夜間はLED照明が自動で点灯するため、『安心』を提供している。
このほかWi-Fi電波を中継しているので、近年増加する観光客への“おもてなし”の一役を担っているという。
非常時の避難場所を案内する看板付き
なお、設置した独立電源システムは、100Wの太陽電池2枚と800Whのリチウムイオン蓄電池(東芝二次電池SCiB製)を備えるとともに、非常時の避難場所を案内する看板(ピクトグラム)が付いている。
フル充電をすると、雨天が3日連続しても、LED照明(夜間点灯)、1日10台(10W15分)の携帯充電機能、およびWi-Fi中継機能を24時間稼動できる。
また、檜原村での設置は、檜原村役場、数馬の湯、払沢の滝駐車場、下元郷駐車場箇所の4箇所に設置されている。
同社は、今後も「独立電源システム」を通じ、災害時のインフラ確保と環境保全、および利用者の利便性向上に貢献していくとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日東工業株式会社 プレスリリース
http://www.nito.co.jp/IR/pdf/z1804-2.pdf