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日新電機 スマート電力供給システム実証開始

  • 2019年6月19日
  • エネクトニュース
自己託送 約1.5倍のCO2排出削減効果
日新電機株式会社は、自家消費のため、京都市内の日新アカデミー研修センターに、94.2キロワットの太陽光発電を完備した。CO2排出量削減は27.1t-CO2/年、再生可能エネルギー比率は、37.2%にものぼると予想されている。

一方、自家消費太陽光発電の課題は、余剰電力の扱いである。休日などで負荷が軽い場合、太陽光発電をストップする措置を行うと、電力が無駄になってしまう。自己託送が広く普及すれば、電力はすべて無駄なく利用できる。

日新アカデミー研修センターでは、休日に生じる余剰電力を、隣接する本社工場に自己託送したい考えだ。実現すれば、環境負担軽減は、CO2排出量削減38.7t-CO2/年、再生可能エネルギー比率53.2%と、従来に比べ、約1.5倍の成果となる。

直流配電システム実現へ 実証試験開始
自家消費太陽光発電ソリューションと直流配電ソリューションを2本の柱として、スマート電力供給システムの実証が7月にスタートする。

日新電機は
「近未来の直流配電システム実現」を想定し、技術・安全面での課題解決や検証を目的として、研修センターに再エネと蓄電池を組み合わせた直流配電システムを構築、実証試験を開始します。(プレスリリースより引用)
と自信をのぞかせる。

年内の自己託送導入を実現させるための一手として、エネルギー管理システムの開発を急いでいる。開発が成功すれば、VPP(バーチャルパワープラント)対応、自己託送対応のみにとどまらず、多様なソリューションの提供が見えてくる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

日新電機株式会社
http://nissin.jp/news/190612/

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