日本最大のカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+」(2月27日から3月3日に開催)を取材! 「欲しい」と思わせる逸品が数多く登場した。その中でもプロカメラマン、ガジェットライター、「GetNavi」編集部員たちが特に驚いた、イチオシの製品を4つ紹介する。
CP+はどんなイベント?
年に一度開催されるカメラ関連の総合展示会「CP+」とは、カメラに関するすべてを扱う展示会。個人・企業どちらも対象になっている。2009年までは「フォトイメージングエキスポ(PIE)」として開催されていたが、2010年からは主催団体が変わり「CP+」として再出発した。
↑会場はパシフィコ横浜。今年のテーマは「Visualize Your Story」で、キービジュアルの撮影を写真家の横浪修氏が担当。モデルは桜子氏。
シグマ
Sigma BF
実売予想価格:38万5000円(ボディ)
カメラ史上初となる、継ぎ目のない「ユニボディ」構造を採用し、これまでにない剛性感を実現。記録メディアは230GBの内蔵ストレージを備え、最高画質でJPEG画像1万4000枚以上、動画では2.5時間以上の撮影が可能だ。
孤高の存在感漂う機能美を極めたカメラ
「用の美を追求したシンプルなデザインからは、孤高の存在感が漂います。アルミニウムの地金から削り出した端麗なボディは、所有する喜びを味わえる一台だと確信しました。ブースで長蛇の列が出来ていたのにも納得です」(プロカメラマン・福永仲秋さん)
プロカメラマン・福永仲秋さん
本誌をはじめ雑誌、広告など幅広く写真、動画を撮影しているカメラマン。ミニ四駆のマシン撮影は世界一!
Truesight
Evoto AI
価格:7500円(2年チケットプラン。200枚)〜
PC用の写真加工ソフト。多くの機能は「どんな風にしたいか」の指示をするとAIが適切な加工をしてくれる。ダウンロードや加工作業自体は無料で、結果を画像ファイルとして保存するときのみ枚数に応じた料金が発生する。
修正作業が本当に簡単!加工だけでも試してみて
「『皺』『血色』『顎の細さ』『服の汚れ』など、具体的な項目をプラス/マイナスするだけで加工できます。範囲選択も対象人物を指定するだけでAIにより修正してくれます。画像加工の知識がなくても使えるのが魅力です」(湯浅さん)
ガジェットライター・湯浅顕人さん
ガジェットの解説や評価を行なうライター。カメラは仕事の撮影にも使うが趣味でもある。いまだに一眼レフを手放したくない。
Insta360
Insta360 Ace Pro 2
実売価格:6万4800円
ライカと共同開発された「Ace Pro 2」。アクションカメラとしては初めて搭載されたデュアルAIチップによる性能の向上と、新規の1/1.3インチ8Kセンサーにより、広域でHDRを実現。自動編集機能も充実している。
低照度モードのPureVideoがスゴイ!
「暗い場面でもクリアで明るい映像を撮影できる『PureVideo』が秀逸。リアルタイムでノイズを減らしたうえ、ディテールを強調することで、クリアで明るい映像を記録できます。キレイに撮影できる場面が広がります」(「GetNavi」編集長 小林利行)
ケンコー・トキナー
EXAPRO EXP-FCAF 03CL
実売価格:9680円
(クリップ単体は実売価格1980円)
49mmのレンズフィルターを挟みスマホのカメラ部に取り付けることで、幻想的な写真が撮影できるフィルタークリップ。光線状のフレアや光が十字上に広がるクロスなど、取り付けるフィルターによって得られる効果が異なる。
スマホの「普通の写真」が印象的な写真に激変!
「スマホで“普通にキレイな写真”を撮れるいまですが、レンズフィルターを取り付ければ印象的な写真にアップグレードできるアイデアが秀逸! フィルターを回転させれば得られる効果が変わるので、試してみると面白いです!」(「GetNavi」デジタル担当・上岡 篤)