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熊本県で竹を利用したバイオマス熱電併給事業が

  • 2017年6月6日
  • エネクトニュース
関西電力がバンブーエナジーの新事業に参画
関西電力株式会社は5月31日、熊本県で竹を活用したバイオマス熱電併給事業に参画すると発表した。

この事業では玉名郡南関町でこれまで未利用であった竹を活用して発電と温水の供給を行い、竹を原料とした建築資材の製造に用いる。竹材は燃焼の際カリウムとシリカの共晶が発生するので敬遠されてきたが、この発生はバーク材と混焼することで抑制する。

事業はバンブーエナジー、バンブーフロンティア、バンブーマテリアル(以下「BE社」「BF社」「BM社」)の3社が共同で行い、荒廃竹林の整備から工業製品の産出まで一体化したサプライチェーンを構築し、雇用創出などで地元の経済に貢献する。

竹のエネルギーを余すことなく活用する実証事業
NEDOの実証事業である竹バイオマス熱電併給事業施設の建設は2018年6月頃に着工、2019年1月に運転が開始される予定になっている。

BF社が建築資材製造に適さない竹をチップ材に加工しBE社に燃料として供給し、BE社はその燃料を用いて電力と熱をBF社とBM社へ供給する。

竹は原材料からエネルギーになるまで利用すると品質が下がるが、下がった品質に応じて何度も使用するカスケード利用を行うことで、余すことなく利用する。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

関西電力 リリース
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2017/0531_3j.html

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