エネルギーの主権を地域に取り戻そう!

  • 2017年3月31日
  • エネクトニュース
精米所の屋根で発電
2013年7月より、農事組合法人「多古町旬の味産直センター」は精米所の屋根で発電する事業を開始、現在まで760名が全国より参加している。

世界のエネルギーは、以前は地域で調達できる薪やランプ油などを消費していた。しかし、第二次大戦後の数十年で、世界の限られた場所からの石油やウランに頼った、一極集中型のエネルギー生産へと急激に変化。

電気は巨大なエネルギー施設で発電、長距離の送電線を利用して提供するが、地球温暖化に始まる気候変動や、原発事故被害など、多くの環境被害をもたらした。

ヨーロッパでは、地域の再生可能エネルギーのみを使用する、エネルギーの主権を地域に取り戻す動きが、ここ15年で急速に展開。ドイツでは、市民、農民、地元中小企業が自然エネルギー事業に取り組んでおり、全体の7割を占めている。エネルギー自立を目指す地域においては、120近くに達している。

多古町旬の味産直センターでは、日本の各地における、エネルギー自立の取り組みの活性化を目指す。

多古町旬の味産直センター
多古町旬の味産直センターでは、1987年2月の設立以来、千葉の地域において30年間、消費者に信頼・支持される、安全な食料の生産と提供に取り組んできた。

大規模生産者から中小生産者まで、地域の生産者が集まり、北総台地から九十九里海岸に及ぶ、広大な平地を利用して、野菜と米を生産している。

顔の見える産直
野菜と米を生産以外にも、「収穫体験」や「BRAぶらしんのみまつり」、交流施設「しんのみくうかん」における手作り体験などの交流事業も実施。これらの交流事業を通じて、消費者とのつながりを強化することで、「顔の見える産直」を目指している。


(画像はENECT(エネクト)のホームページより)


▼外部リンク

ENECT(エネクト)
https://power.enect.jp/

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