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【第2回】“土から力を引き出す”デザイナー・梅原真 「土から価値を生み出す人、引き出す人」

  • 2016年6月14日
  • エネクトニュース
農家とは?
梅原さんとのインタビューの中で、頻繁に、「農家らしく」という言葉が出てきます。「農家」とは何か聞いてみた。
≪やはり「土から価値を生み出す人」でしょうね。それに対して、僕は「引き出す人」。言ってみたら、お米は一つの籾から芽が出て、それが100を軽く超える数の粒になるわけで、それって100倍以上じゃないですか。すごい価値を生み出していますよね。
そういう風な、土地を使って、新しい価値を100倍以上にするような、一番の原点で言えば米ですね。その米、水田をさらに果物という、それも「桃源郷」と言うくらいの、桃がいっぱいなっているところ。そしてそれも、簡単にできるものではない。デザイナーにスキルがいるように、農家にもスキルがいるわけです。
それを感じる、「土から新しい価値を生み出す人」ですね。≫

何についても「面白がる」ことの必要性
この度、梅原さんが福島とのプロジェクトを進めている中で、「もっとこうすれば」という要望はあるかと聞いたところ、≪何についても、「面白がること」が必要ですよね。今日の会でも、「どんな仕掛けかな?」って最初のプランを見ると、「梅原さんに来てもらって、最後に講演会をしようよ」じゃなくて、「どうやったらこの何時間が面白くなるのよ」という知恵がなかったんですよ。ただオレに喋らせる感じで、「ちょっとあかんのちゃうの、これ」と。「もっと自分ら面白く考えろ」と(笑)。≫
こうして語る梅原さんはその厳しい目線さえ、楽しんでいる気がした。梅原さんはそのことについても≪それは、本当のことを言う方がいいじゃない?オブラートに包んでは物を言えないので、コミュニケーションを潤滑にするにはそっちの方がええんやろうけど、でも、場面によっては言うことじゃないからね。≫と答えた。

引用
【第2回】“土から力を引き出す”デザイナー・梅原真
「地域の力はどこ?デザイン的思考の源流を辿る」|ENECT プラチナム連載 Vol.5


▼外部リンク

【第2回】“土から力を引き出す”デザイナー・梅原真
「地域の力はどこ?デザイン的思考の源流を辿る」|ENECT プラチナム連載 Vol.5http://enect.jp/people/umebara02/
ENECThttp://enect.jp/

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