【ロンドンでアフタヌーンティー】“食通憧れオーベルジュ”のエグゼクティブ・ペイストリー・シェフ監修は優美なフランス流儀

  • 2025年4月6日
  • CREA WEB

 ティーフードやお菓子に瀟洒なインテリアを含めて楽しむのがアフタヌーンティー。

 5ツ星ホテルや美術館などの優美なカフェで、貴族の時代に思いを馳せながら味わいたい。


ミシュラン級の美カナッペが揃い踏みするフレンチ・ティー

◆The Cadogan Lounge(ザ・カドガン・ラウンジ)


目移りする極上の5ツ星アフタヌーンティーは75ポンド。

 食通なら誰もが憧れる英国きってのオーベルジュ「ベルモンド ル・マノワール・オ・キャトル・セゾン」のエグゼクティブ・ペイストリーシェフ、ブノワ・ブラン氏が監修する優美なフランス流儀のアフタヌーンティー。


“和牛ビーフのBBQコーンブレッド”、“季節の温かいマッシュルーム&バゲット”、“コーンウォール産のカニとグレープフルーツのピクルス”、“鱒イクラのブリオッシュサンド”など、食材の組み合わせが出色。メニューに記載しないサプライズ・スウィーツも一品付いてくる。

 カントリーサイドの恵みをロンドンのティーラウンジに持ち込むという発想で、ハッとするほど美しいテーブルを創り上げている。


締めのフランス風焼き菓子もお楽しみに。

 3段トレイでないのがシェフのこだわり。英国の伝統に敬意を表しつつも、ブラン氏が自分流を追求した結果、旬の食材を平皿で提供する形になった。


カドガン・ブレンド・ティー。

“カドガン・ブレンド・ティー”はリッチでミルクとよく合う。

 おかげで贅沢なカナッペも華やかなスウィーツも、その豊かな表情が隠れることなく白いキャンバスのようなプレートの上でほころぶ。シェフ・マジックに脱帽。


イースト・サセックスのワイナリー ラスフィニ―・エステートが届ける“ラスフィニ― 2019 クラシック キュヴェ”グラス 19ポンド。柑橘類のアロマと奥深い味わいが繊細なカナッペの味を引き立てる。

エグゼクティブ・ペイストリー・シェフのブノワ・ブラン氏はテレビ出演も多数。

The Cadogan Lounge(ザ・カドガン・ラウンジ)

所在地 75 Sloane St., London SW1X 9SG
電話番号 020 7048 7141
営業時間 12:00〜22:00 アフタヌーンティーは12:00〜18:00
定休日 無休
※オンライン予約がおすすめ
https://www.belmond.com/

文=江國まゆ
写真=志水 隆
コーディネート=田中敬子、長南ミサ
取材協力=T Media Lab、英国政府観光庁

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