ティーフードやお菓子に瀟洒なインテリアを含めて楽しむのがアフタヌーンティー。
5ツ星ホテルや美術館などの優美なカフェで、貴族の時代に思いを馳せながら味わいたい。
食通なら誰もが憧れる英国きってのオーベルジュ「ベルモンド ル・マノワール・オ・キャトル・セゾン」のエグゼクティブ・ペイストリーシェフ、ブノワ・ブラン氏が監修する優美なフランス流儀のアフタヌーンティー。
カントリーサイドの恵みをロンドンのティーラウンジに持ち込むという発想で、ハッとするほど美しいテーブルを創り上げている。
3段トレイでないのがシェフのこだわり。英国の伝統に敬意を表しつつも、ブラン氏が自分流を追求した結果、旬の食材を平皿で提供する形になった。
おかげで贅沢なカナッペも華やかなスウィーツも、その豊かな表情が隠れることなく白いキャンバスのようなプレートの上でほころぶ。シェフ・マジックに脱帽。
The Cadogan Lounge(ザ・カドガン・ラウンジ)
所在地 75 Sloane St., London SW1X 9SG
電話番号 020 7048 7141
営業時間 12:00〜22:00 アフタヌーンティーは12:00〜18:00
定休日 無休
※オンライン予約がおすすめ
https://www.belmond.com/
文=江國まゆ
写真=志水 隆
コーディネート=田中敬子、長南ミサ
取材協力=T Media Lab、英国政府観光庁