【埼玉県 〜春の絶景・風物詩10選〜】 10万のネモフィラが広がる、幻想的な“青の絶景”/2025年版

  • 2025年4月5日
  • CREA WEB

 寒さの中で力を蓄えた草木がパワフルに芽吹き、次々と花を咲かせて景色をカラフルに染め上げる春がやってきました。

 日本各地に、今しか見られない、かけがえのない美しい景色が広がっています。今回は埼玉県が誇る、春の絶景・風物詩をピックアップ。自然が織りなす奇跡の景色に会いにいきませんか?


◆国営武蔵丘陵森林公園のネモフィラ


国営武蔵丘陵森林公園のネモフィラ。

 埼玉県比企郡滑川町と熊谷市楊井にまたがる304ヘクタールもの丘陵地に整備された全国初の国立公園、国営武蔵丘陵森林公園には、約10万本のネモフィラが植栽されています。

 春になると一面に青いネモフィラが広がり、幻想的な絶景を見ることができます。4月上旬が見ごろで、同時期はアイスランドポピーも楽しめます。

国営武蔵丘陵森林公園のネモフィラ(こくえいむさしきゅうりょうしんりんこうえんのネモフィラ)

所在地 埼玉県比企郡滑川町山田1920
https://www.shinrinkoen.jp/

◆五大尊つつじ公園


五大尊つつじ公園。

 越生町にある「五大尊」は、関東屈指のツツジの名所。境内を中心に公園として整備されており、毎年春には約12種類、10,000株のツツジが咲き競います。

 境内の石段両側で見られる、350年以上前に植えられたと伝わる古木の花も鮮やか。

 開花期間には「五大尊つつじ祭り」も開催され、県内外から多くの観光客が訪れます。

見ごろの時期:4月下旬〜5月上旬

五大尊つつじ公園(ごだいそんつつじこうえん)

所在地 埼玉県入間郡越生町大字黒岩328-2
https://www.town.ogose.saitama.jp/kankonavi/hana/1455786418652.html

◆埼玉のいちご農園


埼玉のいちご農園。

 2023年に最もおいしいいちごを生産している県として、全国初の「プレミアムいちご県」に認定された埼玉県。日本野菜ソムリエ協会が開催する全国いちご選手権において、2023年の第1回から2025年の第3回まで埼玉県産のいちごが最高金賞をはじめ多数の入賞を果たしています。

 埼玉県が誇る瑞々しい極上のいちごは宝石のように美しく、味、香りともに上質。県内各地のいちご農家では、冬から初夏にかけていちご狩りが楽しめます。

 農園によっては、埼玉県内のみで栽培されているオリジナルいちご品種「あまりん」も購入できるので、ぜひ日本一のおいしさを味わってみて。

見ごろの時期:12月〜6月(いちごの生育状況により変動、農園ごとに要確認)

埼玉のいちご農園(さいたまのいちごのうえん)

所在地 埼玉県各地
https://www.pref.saitama.lg.jp/greentourism/enjoy/taiken/ichigo.html

◆およげ鯉のぼくん


およげ鯉のぼくん。

 小江戸川越の風物詩の一つ「およげ鯉のぼくん」。川越市の観光スポット・大正浪漫夢通りの商店街で開催される、春恒例の鯉のぼりイベントです。

 この行事は、商店街にある2つの店舗がこどもの誕生の記念にお互いの店舗を紐でつなぎ、「渡し鯉のぼり」を掲げたことがきっかけで始まったもの。

 古き良き大正時代を思わせる大正浪漫夢通りの空を数百匹の色鮮やかなこいのぼりが泳ぎ、多くの来訪者の目を楽しませます。

開催期間:2025年3月22日(土)〜5月18日(日)

およげ鯉のぼくん(およげこいのぼくん)

所在地 埼玉県川越市連雀町 大正浪漫夢通り
https://www.koedo.com/

◆入間市 茶どころ通り


入間市 茶どころ通り。

「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と「狭山茶作り歌」で歌われ、日本三大茶の一つとして知られる、狭山茶の主産地・入間市。

 約400ヘクタールの台地には広大な茶畑が広がり、その真ん中を貫いているのが約6キロメートルの一本道、茶どころ通りです。なだらかな丘陵地にあるため見晴らしがよく、春にはきらびやかな新芽の畑が眺められます。

 八十八夜(5月2日頃)を過ぎるあたりには、一番茶を収穫する茶摘みの光景が随所で見られます。

入間市 茶どころ通り(いるましちゃどころどおり)

所在地 埼玉県入間市上谷ヶ貫244周辺
https://www.city.iruma.saitama.jp/soshiki/shokokankoka/kanko_joho/6/651.html

◆天空のポピー


天空のポピー。

 埼玉県西部、東秩父村と皆野町にまたがる標高500メートル、面積5.0ヘクタールの広大な敷地に約1,500万本のシャーレーポピーが植栽されています。

 青空を彩るかのように真っ赤な花を咲かせるシャーレーポピーは、まさに「天空のポピー」といった様相で、見ごたえ抜群です。

天空のポピー(てんくうのポピー)

所在地 埼玉県秩父郡東秩父村坂本2949-1

◆小鹿野春まつり


小鹿野春まつり。

「小鹿野春まつり」は、小鹿神社の例大祭。「花と歌舞伎と名水のまち」をキャッチコピーに掲げる小鹿野町で最も賑やかなお祭りといわれ、豪華絢爛な2台の屋台が「金棒突き」と呼ばれる華やかな出立ちの少女たちの先導により市街地を曳き回されます。

 前夜祭では屋台に張り出しの舞台が組まれ、町の人々による屋台歌舞伎の上演を実施。そのほか、神楽奉奏、剣道演舞などが祭りを盛り上げ、市内一帯が活気にあふれます。

開催日:2025年4月18日(金)、19日(土)

小鹿野春まつり(おがのはるまつり)

開催地 埼玉県秩父郡小鹿野町小鹿野1432(小鹿神社)、小鹿野市街地
https://kanko-ogano.jp/event/apr-06/

◆伊奈町のバラ園


伊奈町のバラ園。

 昭和47年に開園した伊奈町制施行記念公園。花園やスポーツ・レクリエーション施設があり、中でもバラ園は、敷地面積が約1.4ヘクタール。400種5,000株を超えるバラが植えられています。色とりどりのバラの花があたり一面に咲き誇る光景は壮観で、写真映えも抜群。

 バラを観賞しながら散歩できる通路やバラのアーチもあり、間近でバラを楽しめるのも魅力のひとつ。伊奈町のバラ園のために作られた品種「イナローズ」と「イナ姫」は、このバラ園でしか見ることができません。

伊奈町のバラ園(いなまちのバラえん)

所在地 埼玉県北足立郡伊奈町大字小針内宿732-1
https://www.town.saitama-ina.lg.jp/0000000120.html

◆北桜通り


北桜通り。

 長瀞は「さくら名所100選」に選ばれた桜の名所。なかでも長瀞駅から荒川に沿って高砂橋へと向かう道「北桜通り」は見ごたえ十分!

 見ごろは4月上旬〜中旬にかけて。約2.5キロメートルにわたり約400本の桜が咲き誇り、桜のトンネルを愛でることができます。

北桜通り(きたざくらとおり)

所在地 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞 北桜通り
https://www.nagatoro.gr.jp/spot/sakura/

◆芝桜の丘


芝桜の丘。

 秩父のシンボルともいわれる標高1,304メートルの武甲山の麓に広がる芝桜の丘。

 羊山丘陵の斜面を利用して、様々な色の芝桜が植裁されており、文字通り「花のパッチワーク」といった絶景を楽しむことができます。

 毎年拡張作業と増植作業が行われ、今や約17,600平方メートルに、ピンクや白、紫色など芝桜10種、40万株以上が植えられています。

 また、見ごろに合わせて「芝桜まつり」も行われ、特産市やさまざまなイベントが開催予定です。

2025年芝桜まつり開催期間:2025年4月4日(金)〜5月6日(火・振休)

芝桜の丘(しばざくらのおか)

所在地 埼玉県秩父市大宮6360
https://navi.city.chichibu.lg.jp/p_flower/1808/

文=CREA編集部
協力=埼玉県物産観光協会

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