2024年4月24日(水)8:49に、月は満月となります。
約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、蠍座に入座しています。
この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。
若葉が萌え、花が咲き、心浮き立つ季節です。蠍座で満月となる日は、広く浅く人と交流するというより、本当に大切な人と親密なひとときを過ごすのに向いています。
また心の深い部分へと旅をして、自分自身と真摯に向き合うのにも最適な一日です。
特にこの日は満月に対し、自己変容を促す冥王星がスクエア(90度)に。真実を追求する過程で、私たちは何か“神聖なもの”に触れることになります。
人と関わることで、自分の中の見たくない部分があぶり出されてしまうこともあります。それは「欠点や短所から目をそらさず、それをも含めて自分を愛することができるか」という蠍座の満月からのメッセージ。
本来ならお祭りムードの満月ですが、この日は、一人で楽しくマイブームを究めるというのもおすすめです。
アメリカ先住民たちは、4月の満月をシード・ムーン(種子月)、ビッグウィンドムーン(大風月)、ピンク・ムーン(桃色月)と名づけていました。
あなたとだれかの間に、友情や愛情という名の種が育ちますように。
〈『ムーンカレンダー』(リボンシップ)より〉
岡本翔子 (おかもと しょうこ)
占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。
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文=岡本翔子