
都心から約1時間。プチトリップにぴったりな茨城県つくば市で、フランス気分を味わえるとっておきのお店を見つけました。「Agato(アガト)」は、知る人ぞ知る人気のガレットカフェ。癒やしのガーデンを眺めながら、地元素材をふんだんに使ったガレットやクレープを味わえます。見るものすべてが、洗練されていて、おしゃれ。おとぎの国ような空間で、のんびりと非日常ランチを楽しんで。
秋葉原からつくばエクスプレスで約45分。「つくば駅」からさらに車を15分ほど走らせると、らせん階段があるフランスの古城のような建物が見えてきます。
こちらが、今回の旅の目的地「Agato(アガト)」。
店名の「Agato」とは、オーナー 萩野谷裕子さんによる造語。古くから人と人を結びつけ、絆を深める力があるとされる「赤い瑪瑙(メノウ)」を意味するフランス語の「Agato」と、日本語で「ありがとう」の想いも込められています。
四季折々の花や緑が広がるガーデンは、裕子さんの夫・淳也さんの手作り。美しく整えられた場所もあれば、出来る限り自然の姿を残した場所もあり、飽きさせない工夫がちりばめられています。
春はバラが咲き誇り、芳醇な香りに包まれる別世界に。バラの時期が終わると、紫陽花が花を咲かせます。
かわいらしい絵本の扉を開くように、ドキドキしながら、扉を開けて店内へ。この扉は、裕子さんお気に入りのブルーにカラーリングされたアンティーク品。優しく洗練された色合いが、さり気なく存在感を放っています。
入ってすぐのスペースには、ネックレスやピアス、イヤリング、ブローチなど、ハンドメイドのアクセサリーが並びます。扱っているのは、地元のクラフト作家が手がけた、おしゃれで洗練されたものばかり。自分用はもちろん、プレゼントにもぴったりです。
カフェスペースは、素朴さと気品が溶け合う異空間。フランスやベルギーから仕入れたセンスの良いインテリアが散りばめられています。
実は「Agato」の始まりは、今から20年以上前。もともと、インテリアショップ兼フラワーショップとしてスタートしました。そして時を重ねるごとに、大切な人とゆったり過ごせるカフェへとシフト。
深みのある店内には、20年以上の歴史が育んだ温もりと美しさが詰まっています。
そして、自慢はなんと言っても、フランスの郷土料理ガレット(そば粉のクレープ)。裕子さんが、ご近所のフランス人マダムから作り方を教わり、「ガレットの魅力を広げたい」との思いでメニューを考案しました。
ガレットの生地には、茨城県産「常陸秋そば」のサナ粉を100%使用。さらに、りんごで作られた「シードル」で生地を発酵させるなど、おいしさだけでなく健康にもこだわっています。
初めての人におすすめなのが、「筑波ハムと奥久慈卵のコンプレットガレット」。厳選された地元食材を使った、王道の一品です。
ガレットは、サクッ&モチッとした食感。筑波ハムの旨みと、濃厚な奥久慈卵のとろりとした黄身が、香ばしいガレット生地と相性抜群です。
スイーツの人気メニューは、「キャラメルと季節のフルーツのクレープ」。添えられるフルーツは、洋梨、マンゴー、バナナなど、季節によって変わります。
一口食べると、もっちりしたクレープ生地に、ほろ苦いキャラメルソースがとろ~り。さらにソルトバターがアクセントになり、やみつきになる味わいに。
単品クレープに450円をプラスすると、ティーセットにできます。ドリンクの種類は、コーヒー、カフェオレ、紅茶、ハーブティーからセレクト可能。
中でもおすすめなのが、マイティーリーフのハーブティー「ワイルドベリーハイビスカス」。このハーブティーは、ビタミンCが豊富で、老化防止や美肌効果が期待できるのもうれしい♪ リラックスしながら、美しさを内側から磨くことができますよ。