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広島・宮島にある小さな工芸品の店「シグナル」で、中国地方のクラフトに出会う

  • 2024年3月11日
  • ことりっぷ


宮島をはじめ中国地方の工芸品がそろうのが小さなセレクトショップ「シグナル」。宮島の内外からクラフト好きが集まる人気のお店です。手仕事の一品はそれぞれに表情が異なり、じっくりとお気に入りを探したくなります。また、店頭に並ぶ作品は作家ものなので日々変動しています。今回ご紹介している商品も含めて、お目当てがある際は事前に確認してから訪れてくださいね。
こぢんまりとした店内に並ぶのは、店主が中国地方の旅先で見つけたという工芸品の数々。作り手から直接仕入れるものが多く、手仕事の温もりと細やかさが感じられるものばかり。うつわや織物をメインに、暮らしに馴染む生活用品がそろいます。
シグナルで宮島のおみやげを探すなら、200年以上の歴史を誇る宮島の伝統工芸品「宮島杓子」はいかがでしょうか。「幸せをめしとる」といわれ縁起物としても親しまれているので、ハレの日の贈り物にもおすすめです。
いずれも島内の宮島工芸製作所の職人が手がける一点もの。杓子にはクワ材を、ヘラ類にはサクラ材を使用して無塗装で仕上げるため、使い込むほどに増していく風合いが魅力です。
宮島杓子は台所用品を中心に、ご飯用杓子、バターヘラ、ジャムヘラ、フライパン用のヘラなどのバリエーションが豊富。一品一品、面の形状や広さ、持ち手のカーブや長さなどにこだわり、使いやすさを追求しています。
鮮やかな色使いが特徴のこちらの置物は、宮島民藝工房の「宮島張り子」。転がしても起き上がることから宮島の縁起物として知られています。モチーフは、鹿・猿やフクロウといった動物をはじめ、大鳥居や舞楽などの文化遺産をテーマにしたものも。
成形から絵付けまですべて職人による手作業のため、一点一点異なる表情のなかからお気に入りを探してみてくださいね。入荷されるのは年2回なので、店頭に並ぶタイミングは事前の確認がおすすめです。
シグナルでは宮島だけでなく中国地方の工芸品も多く取りそろえています。例えば、い草の産地である岡山からは、須浪享商店の倉敷いかごや瀧山雄一さんの倉敷段通など。さらに、民藝の聖地として知られる山陰からは、山根窯や牛ノ戸焼、森山窯といった窯元のうつわをセレクト。見た目の美しさを兼ね備えているだけでなく、丈夫で長く愛用できるものばかりです。
ペルーやパラグアイの木彫り人形、アフリカのカラフルな布を使ったアイテム、イランの陶器など、世界の工芸品に出合えるのもこちらの魅力。独特な色使いや絵柄、表情から異国の文化が感じられます。
時には国内外問わず工芸品をテーマにした展示会が開かれることも。SNSでチェックして、開催期間に合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
宮島の旅の思い出に手仕事の温もりを感じられるアイテムを。店主と話しながら、じっくりと選ぶ時間も楽しんでくださいね。

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