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ユニークな品揃えが楽しい!一期一会の出会いが待つ古書店・雑司が谷「古書 往来座」

  • 2024年1月15日
  • ことりっぷ


雑司が谷駅から住宅街を歩いていくと、店先にたくさんの本が並んだお店が目に入ります。店名が書かれたノスタルジックな雰囲気の入口をくぐると、奥までびっしり本が詰まった書棚が所狭しと並んでいて、なんだかワクワクした気持ちになってきます。店内には本だけでなく、雑貨や食器、洋服なども並べられていて、まるでワンダーランドのよう。魅力的な商品に出会える「古書 往来座」は、ゆっくり時間を取って訪れたい場所です。
奥行のある店内には、入荷したものから店主がセレクトした古書がずらり。文芸、美術、映画関連が中心ですが、「気分」に合えば扱うジャンルは問わないという店主の言葉通り、さまざまなジャンルの本が集まっています。それだけでなく、作者のわからない手書きの本や、新聞連載の切り抜きの束、同人誌など、珍しい本もいっぱい。古書は丁寧に手入れをされ、ジャンル別に書棚に収まっているので選びやすく、あれこれ手に取りたくなる本が多くて、何時間あっても足りなそうです。
古書専門店でありながら、店に並ぶ商品は本だけに限りません。時には、画家が使っていた絵の具のパレットや、ゴムパチンコを作る際に使うY字型の枝などが並ぶこともあり、思わず手に取って微笑んでしまいそうです。そのほかにも、洋服がディスプレイされていたり、食器や絵、雑貨などまで並んでいて、バラエティの豊富さに驚かされます。
日本映画の愛好家や名画座ファンに知られているのが、名物店員・のむみちさん。彼女が企画・編集している手書きのフリーペーパー「名画座かんぺ」は、名画座の上映ストーリーや映画の説明がびっしり書かれている情報誌。2012年から毎月フリーペーパーとして発行され、こちらが映画ファンの間で好評を博しています。また、年1回10月には、「名画座手帳」(2500円)を発行。スケジュール帳として使えるほか、映画館の案内図や映画の豆知識、映画情報などが盛り込まれ、こちらも映画好きの間では密かな人気となっています。
「古書 往来座」は、一期一会の出会いを大切にしている店主の思いがたっぷり詰まった空間です。本の手入れをしたり、並べられた本に触れたりすることで店主の思いが本に伝わり、今まで売れなかった本でも急に注目度が上がったりすることもあるそうです。お客さんと本との出会いも一期一会。思いの詰まった空間のなかで、宝探しのような楽しい時間を過ごしませんか。

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