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クラシカルな洋館にうっとり。目黒・駒場公園「旧前田家本邸洋館」でタイムトリップ

  • 2024年1月20日
  • ことりっぷ


かつて、“東洋一の洋館”とうたわれた、資産家の前田利為(としなり)侯爵のお屋敷「旧前田家本邸洋館」。当時の豪華な雰囲気を残す形に2016年から2年間かけて修復工事がなされ、一般公開されています。大理石のマントルピースや金唐紙の壁紙、天井のレリーフや透かし窓など見ごたえたっぷり。当時に思いを寄せながら洋館の中をお散歩してみましょう。
駒場東大前駅から駒場公園に向かって徒歩12分。駒場公園内に、「旧前田家本邸洋館」はあります。ここは、尾張出身の戦国武将・前田利家をルーツにもつ加賀藩前田家の16代当主・前田利為(としなり)侯爵が昭和4年に建てた洋館です。当時の雰囲気を感じてもらおうと、2年以上にわたって修復工事が行われ、現在、一般公開されています。
洋館は、地上3階と地下1階建てからなり、1階と2階部分を見学することができます。洋館1階は、お客様をもてなすお部屋がメイン。玄関を入ると、高い天井と、真紅の絨毯が敷かれたゴージャスな広間が広がり、一瞬で目を奪われます。
入ってすぐの客間である「大客室」は、パーティーなどで使われた空間とあって、広々としており、部屋の意匠も豪華です。
その部屋の奥にあるのは、最大で26人までのディナーができたといわれる「大食堂」。こちらは、建物の中で一番格式が高いお部屋で、部屋中央の白大理石のマントルピースは見事なまでの美しさを放っています。
1階の赤いカーペットの廊下の先には、見事なまでの大階段があり、階段にある大きな窓にはステンドグラスがはめられています。この階段を上った先にある、2階は家族の生活の場。「侯爵夫妻の寝室」や家族団欒の場となっていた「夫人室」「侯爵の書斎」「子ども室」などが配されています。
侯爵夫妻の寝室の隣「夫人室」は館内で最も華麗な部屋で、絨毯から壁、調度品にいたるまで、赤や紫、ピンクなどで統一されています。絨毯は、前田家で実際に使われていたオリジナルのものを修復し、敷かれているそう。
洋館の隣には、外国からの賓客接待のために用いられていたといわれる、日本庭園が備わった書院造りの和館があります。一般公開されているので、洋館とあわせてこちらも鑑賞してみてはいかがでしょうか。

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