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京都よりみちこみち 桂川〜竹林の道【後編】

  • 2023年10月9日
  • ことりっぷ


錦色に染め上がった嵐山と、桂川にかかる渡月橋の共演は秋の京都を代表する風景です。この秋は水辺の秋景色を楽しむ、渡月橋から始まる桂川さんぽをしてみませんか?
前編では日本の美術と文化を発信する「福田美術館」や、嵐山の大自然が実感できる人気の映えスポット「嵐山祐斎亭」をご紹介しました。
後編では、嵐山の美景を眺めながらひとやすみできるカフェやごはん処ををご紹介します。
世界中に150店舗以上を数える京都発のスペシャルティコーヒースタンド「%ARABICA Kyoto Arashiyama(アラビカ キョウト アラシヤマ)」。ゆったりとした気分で、店の前に広がる嵐山の風景を楽しみながら、こだわりの1杯をいただきましょう。
エスプレッソベースのコーヒーは、豆の種類がブレンド、シングルオリジン、デカフェ(カフェインレス)から選べ、注文を受けてから一杯ずつ淹れてくれます。手際よく仕上がるラテアートにも注目です。バリスタの技が間近で見られるレンタルスペース(30分1000円)もあります。
続いては、嵐山に本店を構えるそば料理 「嵐山よしむら」をご紹介。桂川に面した石段を上がった先の門には、北大路魯山人直筆の書「撫松」が掛かる風格ある店構えです。
国産近江鴨を使った鴨汁そば麹漬けをはじめとするこだわりのそばは、国産そばの実を風味を損なわないよう石臼で時間をかけてていねいに挽き、手打ちで仕上げます。
おすすめは、半量のざるそばと湯葉おろしそば、ミニ天ぷら丼のセット「渡月膳」。少しずついろいろなものが味わえて楽しいです。
細長いアプローチを通り、隠れ家感のある「豆腐料理松ヶ枝」へ。明治時代に活躍した日本画家・川村曼舟の住まいでもあり、北大路魯山人や横山大観も訪れた邸宅を改装したお店です。
こちらは、かつて日本画家が営んだ庵の趣が残る庭園。窓際のテーブルからは渡月橋も望めます。
また、そば茶を使ったスイーツも豊富で、そば茶ロールは独特の香ばしさがふわりと香ります。
江戸時代に丹波地方で庄屋を務めた小林家の住宅をリノベーションしたカフェ「パンとエスプレッソと嵐山庭園」。店内には古い家具やおくどさんが残り、敷地内の庭園を散策したり、古民家ならではの縁側に座ったりしてのんびりとした時が過ごせます。
14:00から提供の黒蜜をかけていただく「抹茶のフレンチトースト」は嵐山庭園の限定メニュー。訪れた時はぜひ食べてみてください。
テイクアウトのみのベーカリーも併設されており、京野菜を使った総菜パンや抹茶メロンパン、フルーツいっぱいのクロワッサンサンドがおすすめです。
世界遺産・天龍寺の境内にある「天龍寺篩月」で精進料理を味わってみませんか。
昆布と干椎茸をメインにした出汁でしっかりと味付けされた精進料理はボリュームもたっぷり。胡麻豆腐や麸、湯葉などヘルシーな食材が使われています。また「幻の大豆」と呼ばれた青大豆などの珍しい素材が味わえるのも魅力のひとつです。
いかがでしたか?嵐山の美景を眺めながら、ゆるりと時を過ごす旅を楽しんでくださいね。

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