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京都で読書の秋さんぽ♪ブックカフェや文具店をめぐる、寺町御池~河原町三条周辺のおでかけコース

  • 2023年9月20日
  • ことりっぷ


秋の気配を感じ始めたら訪れたくなる京都。こちらの記事では、老舗のアンティークショップや和文具店が軒を連ねる寺町通りや、京都のメインストリートのひとつ河原町三条周辺で、読書の秋を堪能するおさんぽコースを案内。京都らしいごはんをいただけるお店はもちろん、文豪作品にちなんだ檸檬ケーキをいただけるブックカフェや、名喫茶とコラボしたかわいい紙アイテムを扱う文具店など、本や文房具が好きな方には特におすすめのコースです。
「京都市役所前」から徒歩で約6分、大きなバナナの木が目印の「Cafe Bibliotic Hello!(カフェビブリオテックハロー)」は、築100年以上の町家を活かしたお店。1階がカフェとベーカリー、2階がギャラリーというつくりで、壁一面の大きな本棚にはアートブックやデザインの大型本も充実しています。
有機や無農薬の素材を使い、手間をかけた料理やスイーツなどが充実しているカフェメニューも魅力。本を片手にゆったり過ごしたい朝にはぴったりのお店です。
デスクの上にちょこんとお気に入りのグッズがあると、毎日のルーティーンがちょっぴり楽しくなるのは誰もが経験するところ。京都の「forme.(フォルム)」は、まさにそんな文具がそろうショップです。なかでも、カフェ好きに見逃せないのは、喫茶ソワレやフランソア喫茶室などをモチーフにした「夢ミル京都喫茶巡り」シリーズです。
店内では、もうひとつの目を引く商品を発見。ポップな色合の万年筆は、カナダ発の「FERRIS WHEEL PRESS(フェリスホイールプレス)」というメーカーのもので、そのコンセプトは「書くことに夢中になる」だそう。
太くもなく細くもなく、持ちやすそうな軸。「細字」とあるので、手帳に書き込むときにもよさそうです。ペン先に施されたレトロっぽい刻印に高級感もあります。万年筆は店主の御主人が担当。「興味はあるけど、万年筆って上手く使えるかな?」というようなベーシックな相談にものってもらえますよ。
「forme.」の次は、寺町通りを南に下り、300年続く老舗の日本茶専門店「一保堂茶舗 京都本店」へ。取り扱うお茶は、京都府近郊で生まれたまろやかな味わいの茶葉が中心です。
なかでもおすすめは、初夏の茶畑を思い起こさせる香りが特徴の「特撰煎茶」。一煎目は甘く、二煎目は渋みが加わり、三煎目は青みが顔を出します。お湯を差すたびに変わる味わいの違いに驚かされますよ。
引き続き、風格のある老舗や京の文化が集まる寺町通りを散策。次に訪れたいのは、1891(明治24)年にはじまった、木版摺技法による美術書出版社。現在、江戸時代から続く版画印刷の伝統技法である手摺木版本の出版を続けるのは全国でもこちらだけです。
店内には額に入った木版作品が並ぶ一方、琳派作品などの絵柄や図案を元に仕立てた親しみやすい和雑貨がそろいます。中には、思わずくすっと笑顔になるような作品も。芸術の世界は少し難しそう……と思っている人も、芸艸堂に足を運べばきっと、木版の世界の魅力を知ることができますよ。
元は薬種商としてはじまった、357年続くお香と和文具の老舗「鳩居堂」。薬種と原料が共通することから、次第にお香の製造も行なうようになり、さらに原料仕入れ先である中国の文具も販売するようになったのがお店の原点だそう。
約1年半の工事を経て昨秋、リニューアルした店舗は、以前に増して明るい空間に。和の香りに包まれながらゆっくりと、手しごとのぬくもりを感じる文具を選んでみてはいかが。
ランチは「鳩居堂」のすぐそばにある、「スマート珈琲店」の2階で正統派洋食を。昭和初期の開業以来、時代を超えて親しまれてきた名喫茶です。木のあたたかみを感じる空間は、先代がミュンヘンオリンピックを機にヨーロッパ諸国を旅して立ち寄ったスイスの山小屋をイメージして作り上げたそうです。
カフェタイムには落ち着いた空間で自家焙煎の珈琲や、ホットケーキ、プリン、フレンチトーストなど卵を使ったスイーツとともにくつろぎの時間が過ごせます。
土日祝日のランチは「京のSAKESORA」もおすすめ。細い路地に面した長屋の建物に7つのお店が入居する小さな飲食店街「三条食彩ろおじ 堺町の道」のなかにある、滋味に富むおばんざいランチをはじめとした創作和食と京都の全ブルワリーのクラフトビール、京都の酒蔵が醸す日本酒が楽しめるお店です。
創業140年の書店「丸善」のコラボレーションカフェ「MARUZEN cafe(マルゼン カフェ)」。関西初出店の「MARUZEN cafe(マルゼン カフェ)京都店」は、アパレルやインテリア雑貨などが揃う「京都BAL」の地下2階にあります。
こちらで人気は、丸善の創業者の早矢仕有的が考案したと言われる「早矢仕(ハヤシ)ライス」。ほか、レモンの皮の器がおしゃれな京都店限定の「檸檬ケーキ」は、京都本店ゆかりの作家・梶井基次郎の作品「檸檬」にちなんだもの。サイフォンで淹れる香り豊かなコーヒーも魅力です。老舗の書店のカフェで、かつての文豪に思いを馳せてみては。
京都市内で飲食店や野菜の販売店を8つ展開する「五十家(いそや)グループ」。そのうちのひとつが高瀬川のほとりの「焼き野菜 五十家」です。大きな白木のカウンターと軒下の立ち飲みスペースが開放感たっぷり。京野菜をシンプルな焼き調理で楽しめます。
こちらの野菜は、府内の自社農園や協力農園でとれた新鮮なもの。定番の京野菜から市場であまり見かけない変わり種まで、毎日ずらりと並びます。それぞれの野菜に合わせて火を入れたら、こだわりの調味料で素材の味を最大限に引き出して調理。琵琶湖特産の鮎の稚魚や夏の風物詩・ハモなどの魚や肉、ハーブと合わせたメニューも絶品です。
京都・三条エリアに宿泊をされる方は、「京都悠洛ホテル Mギャラリー」へ。女性旅行客に対する徹底したこだわりを持った「究極の女性向けホテル」です。
三条大橋のたもとにたたずみ、鴨川の様子が一望できる京都らしい場所に位置します。大正ロマン時代の華族の暮らしを再現したという館内は、まるで時代をタイムトラベルしたかのようなレトロで華やかな空間が広がります。
フロントロビーではフルーツやハーブの入ったデトックスウォーターや、日本画用絵具を原料とした京都胡粉ネイル、ムエットに染み込ませて部屋に持ち帰る事ができる京都産のアロマエッセンシャルオイルを提供しています。京都の地名を冠したそれぞれの個性豊かな香りは、就寝前の使用がおすすめ。
いかがでしたか?今回は、過去にことりっぷWEBでご紹介したスポットの中から、京都・寺町御池~河原町三条周辺で、読書の秋を堪能するおでかけコースをご紹介しました。京都の他のエリアのおでかけは、ことりっぷの書籍もぜひ参考にしてみてくださいね。

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