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万葉の昔から親しまれてきた千鳥のモチーフが涼を呼ぶ古民家カフェ♪横浜「cafeちどり」

  • 2023年8月12日
  • ことりっぷ


住宅街の高台にまるで隠れ家のようにたたずむ「cafeちどり」。古民家をリノベーションした店内は、つい立てや障子、ドリンクのグラスやクッキーにも愛らしい千鳥のモチーフが登場して心なごむひと時を過ごせます。畳の上でのんびりとくつろいではいかが?
表札の「cafeちどり」と小さな看板が目印で、知る人ぞ知る隠れ家のようなカフェです。細い坂道を登った先にある住宅街の中にあり昭和30年代の古民家をリノベーションしながらも、外観は周りの家々と同じ庭付きの一軒家。営業しているお店とは思えないほど隣近所に馴染み、静かにたたずみます。
二間続きの和室に縁側もある店内は、足を投げ出してくつろぎたくなるほどのんびりとした時間が流れます。意匠を尽くした欄間や円窓には、このエリアの昔の風景と思われる海辺の風景が表現されていて、端正な匠の手仕事の魅力を感じます。
こうした職人の贅を尽くした和の空間の所々に、千鳥のモチーフが登場します。二間を仕切る障子は市松になるよう障子紙を張り、障子紙の中には千鳥の模様もあるのでぜひ見つけてくださいね。
大きなアイスクリームに庭で摘んだローズマリーを添えた「クリームソーダ」は、10種類もの色の中から選びます。それぞれには名前がついていて赤色は「珊瑚」、濃い青色はクジラの古称で「勇魚(いさな)」など海にまつわるネーミングをした種類も。透明の「海月(くらげ)」はソーダ水の中にゼリーが入って、クラゲが海の中を漂っているのをイメージしたのだそう。コクのあるアイスクリームの美味しさもぜひ味わって。
万葉集にも詠まれた千鳥と海の青色をテーマにしたというこのカフェは、その要素をスイーツにもふんだんにちりばめています。
青いゼリーと白玉を盛り合わせた「海のしずく」は、大海原を千鳥達が飛び交う様子を器に描いたかのような和風スイーツです。ゼリーにシェル型のスプーンを入れると、その跡は波のような模様にも。千鳥の焼き印を押したお団子にたっぷりの黒蜜ときな粉をからませて召し上がれ。
海のような色あいのゼリーに琥珀糖をのせた「海のレアチーズケーキ」。琥珀糖は浜辺で見つけるシーグラス、添えられたローズマリーは流木、砕いたクッキー生地は砂浜をイメージしているのだとか。しっとりとなめらかなケーキを口に運ぶたび、潮騒が聞こえてきそう。
こうしたデザートにロゴ入りのクッキーをトッピングするのもおすすめです。コーヒーともよく合いますよ。
食パン3枚を使ったボリュームたっぷりの「サンドイッチ」にも千鳥が添えられます。ゆでたまごとミニトマトの断面は波を表していて、その波間で千鳥が遊んでいるかのようなストーリーのある一皿。添えられるのは千鳥の焼き印を押したウズラの卵で、カニの形にカットしたウィンナーも遊び心いっぱいです。愛らしい千鳥のモチーフでほっと一息ついてくださいね。

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