サイト内
ウェブ

森に包まれた神秘の社・京都「下鴨神社」で、縁結びから美人祈願まで開運まいり♪

  • 2023年7月4日
  • ことりっぷ


京都に17ある世界遺産のひとつ「下鴨神社」は、豊かな自然に囲まれ、澄んだ空気が満ちるパワースポット。毎年5月には祇園祭、時代祭とともに京都三大祭に名を連ねる「葵祭」の舞台として知られています。広々とした境内には、縁結び、美人祈願、厄除け、開運招福などさまざまなご利益を授けてくれるお社が点在しているほか、茶店「さるや」もあります。ちょっぴり早起きしてお参りすれば、すがすがしい一日のはじまりになりますよ。
アクセスは、京阪出町柳駅から歩いて12分ほど。市バスの場合は下鴨神社前または糺ノ森のバス停からすぐです。
下鴨神社のはじまりは、平安京が開かれるよりもはるか昔にさかのぼり、京都でもっとも古い神社のひとつとされています。京都を拓かれ、平安時代以降は国の安寧を祈る神社とされ、御祭神は導きや物事のはじまりを守護する神様・賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と、その御子神で女性守護や出産の神様・玉依媛命(たまよりひめのみこと)の2柱(※神様を数えるときは「柱」を使います)です。「賀茂御祖(かもみおや)神社」という正式名は、賀茂川上流にある上賀茂神社の御祭神(賀茂別雷大神)の親神を祀ることに由来します。
下鴨神社を包み込む「糺(ただす)の森」は、甲子園球場の約3倍もの広さ。平安京の造営前から存在していたという原生林の植生をいまに伝える樹齢200〜600年もの樹々が生い茂ります。森の中に足を踏み入れると、空気が澄み、少しひんやりとしているのを肌で感じます。参道を歩きながら空を仰ぎ見ると、幾重にも折り重なる木の葉が緑のグラデーションを描き、その隙間から木漏れ日がふりそそいで、まるで別世界にいるよう。
鳥居、その先の楼門、中門をくぐって、まずは拝殿で手を合わせましょう。向かって右奥が玉依媛命を祀る東本殿、左奥が賀茂建角身命を祀る西本殿です。拝殿手前に立つ7棟の小さなお社は、干支を守護する神様を祀る「言社」。自分の干支のお社でお参りしましょう。
中門横の授与所で授かれる「レース守」や「鴨の音守」にもご注目。「鴨の音守」は、糺の森の木々や水が奏でる美しい音が波紋柄で表現されています。
楼門から右手奥にある御手洗社(井上社)と御手洗池は、毎年7月の土用の丑の日前後の10日間、御手洗池に足を浸して心身を清め、無病息災を願って神前に灯明を供える「御手洗祭」の舞台。門前名物のみたらし団子は、この御手洗池に湧き出る水の泡を表しているといい、みたらし団子の発祥地としても知られています。社の横にある授与所限定、心願成就の「彩り守」は、京都・西陣織の生地に神紋の双葉葵を織り込んでいます。
楼門の手前に立つ小さなお社は相生社。下鴨神社の神紋でもある「葵」が、あふひ→逢ふ日と転じることから縁結びのご利益で親しまれています。向かって左手に凛とそびえるご神木は、2本の木が途中からひとつに結ばれた「連理の賢木(さかき)」。縁結びを象徴するパワーツリーです。
境内の南端にある河合神社は、玉のように美しいとされた玉依姫が御祭神。これにちなみ、心身の美を願う人でいつも賑わっています。手鏡の形がユニークな「鏡絵馬」は、備え付けの色鉛筆か手持ちのメイク用品でなりたい顔を思い描きながらメイクアップをし、神前に奉納するというもの。お参りをした後は、境内で採れた花梨と、天然ハチミツ、河合神社のご神水で作られる「美人水」をいただきましょう。
参拝後には、糺の森の「さるや」で休憩を。小豆を使った和菓子に定評のある下鴨の「宝泉堂」が手がける休憩処で、葵祭ゆかりの「申餅」や、丹波大納言小豆の粒あんがたっぷり入った「葵の最中」など、自慢のあんを使ったメニューが中心です。毎年6月から9月末頃までは、かつて下鴨神社境内に氷室があり、氷にまつわる行事が営まれていたことに由来するかき氷もお目見えします。純度の高い特注氷を氷室の雪に見立てて削り、さらさらに仕上げているそう。
澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込みながら広々とした境内をぐるりとめぐれば、心身もすっきり。運気アップも期待できそうです。

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 1996- 2024 Shobunsha Publications All Rights Reserved.