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上質な宇治抹茶を追求。京の茶屋「伊藤久右衛門」の極上バターサンド

  • 2023年5月14日
  • ことりっぷ


スイーツプロデューサー・磯崎 舞が、日常に寄り添うおやつから贈り物にも選びたくなる焼き菓子を紹介する連載『#焼き菓子部』。新茶のシーズンをむかえた初夏は、日本茶のスイーツが大豊作。お茶本来のふくよかな味と香りに癒され、ほっとひと息ついてみませんか? 今回は「伊藤久右衛門」の宇治抹茶バターサンド みどりあはせをご紹介します。
京都宇治に本店を構える「伊藤久右衛門」の歴史は古く、江戸時代後期の1832(天保3)年まで遡ります。代々受け継がれる伝統を大切に作られた石臼挽き宇治茶はまろやかな旨みとコクが自慢で、京都を代表する老舗茶屋のひとつとしてご存知の方も多いでしょう。常に新しい感覚を取り入れることをモットーにさまざまな商品を生み出し、和洋菓子だけでも40~50商品を展開。そのほか、パスタやカレーなどの食品、酒なども販売し、宇治茶の魅力を広く伝えています。今流行りのバターサンドも手がけ、「伊藤久右衛門」らしい個性を発揮しています。
和紙をイメージさせる型押しを全面に施したパッケージは、手にすっと馴染むような心地よい感触があります。赤と緑の紐をイメージしたデザインが、シンプルながら上質感を演出。一つ一つが個包装になっているので手みやげとして配りやすく、お茶うけにもぴったりです。
封を開けると現れる鮮やかな緑色が美しく、思わず息をのみます。サブレとバタークリームに惜しげもなく宇治抹茶が使われ、見た目の期待を裏切らないふくよかな味と香りを堪能することができますよ。
ポイントとなるのが、バタークリームに混ぜ込んだ北海道産の黒豆。あえて細かくカットすることで抹茶が引き立ち、両者の相性の良さを感じられます。さらに、ほんのりとブランデーを効かせることで味の奥行きをプラス。満足感がありながら重すぎず、バランスの良さはお見事です。
抹茶の上品な風味をじっくりと味わうひとときは、忙しい日常を忘れさせてくれるはず。

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