サイト内
ウェブ

京都「AWOMB西木屋町」で、旬の野菜が織りなすヘルシーな手織り寿しを

  • 2023年5月12日
  • ことりっぷ


京都らしい空間で、美しく盛り付けられた季節の恵みたっぷりの和食を味わいたい。それでいて、新しさも感じられて…という贅沢な願いを叶えてくれるのが「AWOMB西木屋町」の手織り寿しです。古い町家で、彩り豊かなお野菜をメインにしたヘルシーな京風手巻き寿司を味わってみませんか。
AWOMB西木屋町へは、京都駅からバスに乗り約15分の河原町松原で下車、高瀬川の一筋手前を南に折れてすぐです。通りからは、見過ごしてしまいそうな小さな門だけが見え、その先には一直線に続く石畳。店の近くを流れる高瀬川の川辺をイメージしたという季節の木々や花が目を楽しませてくれます。
お店の小さな入口をくぐり店内へ。照明を落とした静かな空間が広がります。店名の「WOMB」は、生命を守り育んでくれる子宮のことだそう。やさしく包み込んでくれるような心地よさは、そこに通じるものがあるのかもしれません。
モダンに改装された町家の柱や梁には、ここで人が暮らしていたであろう頃の跡が残ります。敢えて手を加えないことで町家の歴史やよさが実感できるそう。天井から吊るされた電球や、店奥に佇む坪庭のレトロでもありモダンでもある独特の雰囲気は、出されるお料理も然りです。
お膳には、シャリ、汁物、海苔、そして華やかな具材と薬味。この一膳には動物性のたんぱく質は一切使われておらず、50種以上の食材が盛り込まれているのだとか。
たとえば、シャリには丹波産のこしひかりに、スーパーフードのひとつであるキヌアがミックスされ体にもやさしそう。イチゴやレモンの果汁も爽やかさを添えます。季節の椀物は昆布出汁を使ったワカメのすり流し。菊の花びらの下からは、竹の子がちょこんと顔を出してくれました。
平皿に盛られた具材に目を移しましょう。12枠のおばんざいが新たまねぎをぐるり。「桜風味のマッシュポテト」「生麩の霰揚げ」などユニークな料理が並びます。ハーブやフルーツなどの洋食材を使いながらも、和食の技法で作り上げられた味です。
くわえて、京の食材もふんだんに使われていますよ。並河商店の厚揚げ、ゆば長の湯葉をはじめ、石野の白味噌や一保堂のいり番茶まで、老舗の味をたっぷり味わいましょう。
さっそく、手織り寿しに挑戦。「織る」という言葉には、色々なものを組み合わせて作り上げるというクリエイティブな意味があるそうです。ブロッコリーの炊きものと人参のオレンジ煮をシャリにのせ、木の芽味噌ソースを添えて海苔でくるり。果汁の入ったシャリは関西風の甘め。薄味に見えるお野菜にもしっかりと味が付いており、食べ応え十分でした。
巻いていただくだけでなく、シャリに具材をのせてちらし寿司風にしたり、具材をそのまま日本酒やカクテルと一緒にいただいたりと、楽しみ方はさまざま。食後は、黒ゴマ豆腐や白味噌を使ったケーキなどの甘味でまったりできます。
また、料理の内容はシーズンごとに変わるので、何度来ても飽きることなく楽しめます。京都の中心・四条河原町からも近いのに、街の喧騒はみじんも感じさせない路地奥の隠れ家レストラン「AWOMB西木屋町」で、自分好みの手織り寿しを作り、味わってみませんか。

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 1996- 2024 Shobunsha Publications All Rights Reserved.