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源頼朝と北条政子が恋を成就させた、縁結びのパワースポット「伊豆山神社」へ

  • 2023年1月12日
  • ことりっぷ


東京から東海道新幹線で約40分。伊豆の玄関口・熱海の高台に鎮座する「伊豆山神社」は、「伊豆」という地名の発祥地とされる古社。源頼朝とその妻の北条政子がこの境内で逢瀬を重ね、恋を成就させた逸話から、縁結びの神社としても親しまれています。広い境内には、ふたりが腰かけて恋を語らったとされる「腰掛石」をはじめ、この地の由緒を感じられる見どころがたくさん。相模湾の絶景も楽しめる山の中のパワースポットへ、お参りに出かけませんか?
「伊豆山神社」へは、JR熱海駅からバスで向かいましょう。本来の参道はふもとの伊豆山浜から続く837段の石段ですが、そのルートは少々ハード。多くの参拝客は本殿に近いバス停「伊豆山神社前」で下車し、残りの約180段を徒歩でのぼります。山の中にある境内は空気が清々しく、見晴らしも抜群。熱海市街と相模湾の景色が一望でき、雄大な眺めに心癒やされます。
創建は、紀元前5〜4世紀の第5代天皇・孝昭天皇の時代までさかのぼるといわれており、古くから人々の信仰を集めてきました。平治の乱によって伊豆国に配流された源頼朝がここで源氏再興を祈願したとされ、江戸時代には徳川家康も参拝に訪れたことから、「強運・天下取り」の神社としても知られています。
まずは「赤白二龍(せきびゃくにりゅう)」が鎮座する手水舎で、お参り前に身を清めましょう。二龍の尾は箱根の芦ノ湖、頭は伊豆山の地底にあり、赤龍は火、白龍は水を操ることから、力を合わせてお湯を生み出す温泉の守護神といわれています。また、赤龍を母、白龍を父とみなして、夫婦和合や縁結びの象徴とも考えられています。
緑に映える鮮やかな装飾が施された本殿へ。「伊豆山神社」の御祭神は火牟須比命(ほむすびのみこと)、天之忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)、栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)、邇邇芸命(ににぎのみこと)の4柱。総称して伊豆山神と呼ばれています。
さらに、本殿の奥には本宮社があります。道中はかつて修験道のあった山道で、白山神社、結明神本社を経て約1時間の道のり。足に自信がある人は、ぜひこちらまで参拝してみましょう。
本殿をお参りした後は、境内のすみずみに注目です。「伊豆山神社」といえば、源頼朝と北条政子が愛を育んだ舞台。拝殿の右手には、頼朝と政子が腰かけて逢瀬を重ねたといわれる「腰掛石」が残されています。恋するふたりにちょうどいい大きさで、実際に座ることも可能。いにしえのロマンスに思いをはせながら、ひと休みしてみてはいかが。
境内でひときわ目をひくのは、「こころむすび」という文字が掲げられた小さな鳥居。ピンクと白のおみくじがハート型に結ばれた、フォトジェニックなスポットです。おみくじを引いたあと、この鳥居に結びつけると恋愛成就のご利益があるのだとか。ぜひ試してみたくなりますね。
ほかにも、神様が降り立つとされ、触ったり座ったりすると光のパワーをたまわることができるという「光石」、進むべき道を見失いそうなときに正しい道へと導いてくださるという「道祖神」の石碑、澄んだ水をたたえた神秘的な「龍神池」など、境内には見どころがたくさん。時間を忘れてゆったりと過ごすことができます。
縁結びとともに強運守護のご利益でも知られる伊豆山神社。初詣で訪れるなら、神社を象徴する赤白二龍が描かれた強運のお守りを授かって、2023年の運気アップをねらいましょう。同じく源頼朝にゆかりのある「三島大社」「箱根神社」とあわせて三社をめぐると開運成就につながるといわれており、熱海から足をのばしてみるのもおすすめです。
歴史と自然に彩られたパワースポットをお参りして、新しい年を気持ちよくスタートさせてくださいね。

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