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商店街の一角で、現代アートに触れられる。上野原の「isyokuju gallery」

  • 2022年5月29日
  • ことりっぷ


山梨県上野原市にある「isyokuju gallery」は、店名の通り、衣食住に関わるモノを展示販売しているギャラリー&セレクトショップ。自身も作り手である店主の井桁修平さんの作品をはじめ、井桁さんがおすすめする作家さんの作品など、芸術性の高い1点ものの生活雑貨が見つかります。
JR上野原駅からバスで10分ほどの上野原商店街。昔ながらのノスタルジックな風情を漂わせるこの商店街の一角に「isyokuju gallery」があります。人形店の倉庫だったという古い建物をリノベーションし、2020年8月にオープンしました。
白壁に映えるロゴが印象的な建物は1階がギャラリー、2階がセレクトショップ。1階は定期開催される現代アートの企画展会場にもなりますが、通常は、井桁さんが所有する芸術作品が展示されていて、自由に鑑賞することができます。
2階のショップには器やカトラリー、衣服や木工クラフトなど、衣食住をテーマにしたアイテムをそろえています。ここにしかない独創的な作品や古道具などが並ぶ店内では、一期一会のモノとの出会いがあるかも♪
なかには井桁さんが手がけたものも多数。身の周りにあるものから作品を生み出すことにこだわる井桁さんは、自ら山に入って木を伐採し、製作することもあるのだそうです。
枝の曲がった部分をそのまま生かして作った木さじなど、あまり手を加え過ぎず、できるだけ素材の個性を生かすのが井桁さんのものづくりの特徴です。既製品のように実用的で便利な道具というよりは、日常でも使えるアートのような作品が並んでいます。
また、井桁さんは製作活動のかたわら、近隣の農地を借りて米作りも行なっているそう。自然栽培の自家製米も購入することができますよ。
ショップでは井桁さんの作品のほか、趣のある木製のランプシェードや、熊本県天草地方の伝統製法で作られる天日塩など、店主と縁のある作り手が手がけたものも多数扱っています。
気になるものを見つけたら、ぜひ井桁さんに声をかけてみて。その作品が生まれた背景や作り手の思いなど、ユニークなストーリーが聞けるかもしれません。
「isyokuju gallery」では、定期的に現代アートの企画展も行なっています。個性的でアクの強い抽象画の個展から、「山梨の妖怪展」など郷土の伝説にまつわる展示、近隣の里山で採取した植物で作るドライフラワーのワークショップまで、その内容は実に多種多様。
今後の企画展についてはSNSで発信されるので、チェックしてみてくださいね。

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