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銀色のステンレスのお皿に昭和のレトロ感ただようハマの洋食屋さん♪横浜「センターグリル」

  • 2022年4月9日
  • ことりっぷ


看板メニューのスパゲッティナポリタンをはじめ、ほとんどの料理を創業当時と変わらない銀色のお皿にボリュームたっぷりに盛りつける「センターグリル」。横浜の野毛エリアで街の洋食屋さんとして75年以上支持され続ける庶民の味は、初代の店主から3代目へと受け継がれ今なお親しまれています。昔ながらの飲食店のひしめく野毛でレトロな洋食をじっくりと味わってみませんか。
JR桜木町の駅を挟んでみなとみらいのビル群の反対側に位置する野毛は、戦後の闇市を経て港で働く労働者の盛り場として発展してきました。昭和レトロな飲食店やバーが軒を連ねるなか最近はバルなどオシャレなお店も増え、多くの人々を惹きつけるエリアです。そんな街の一角にたたずむ「センターグリル」も昭和21年創業の洋食店で、安くて栄養のある美味しいものをたくさんの人に気軽に食べてもらいたいという思いを3代目の石橋さんが受け継ぎ、老舗の味を守ります。
お店の入り口や2階へ上がる階段は創業時のままで、1階と2階は数年前に増築してゆったりとしています。とくに2階の増築部分はもともとこの場所に建っていた日本家屋の建具をそのまま使い、太い梁や柱を張り巡らせた天井やすりガラスの入ったレトロなガラス障子など、昭和の時代の生活の様子も感じられ、温かみが伝わってきます。
今は使っていないという使い込んだレジスターやハンドルを回しながら使う公衆電話などリニューアル前の面影も残っています。初代の店主が山下公園近くのホテルニューグランドの初代料理長が経営していたセンターホテルの厨房で働いていたことから「センターグリル」とネーミングされました。
人気の「スパゲッティナポリタン」は、甘く仕上げたケチャップがモチモチとした太麺にしっかり絡む昔ながらの洋食屋さんの味。材料は野菜とロースハム、麺とシンプルながらもケチャップを入れてからしっかりと炒めることで酸味を飛ばして甘みを引き出し、コクのある美味しさが支持され続けています。
麺は日本初のスパゲッティ日本初の国産スパゲッティメーカー・ボルカノ社の2.2㎜の極太麺を使い、茹でてから一晩寝かせてもっちり感を出しているのだとか。単品のほかハンバーグステーキ(900円)や「レバーベーコン」(1050円)にも添えられ、銀色のステンレスのお皿と共に洋食屋さんのメニューを彩ります。
ツヤツヤとした光沢のあるデミグラスソースがお皿からあふれそうなほどたっぷりとかかる「特製オムライス」(880円)もおすすめの一品です。デミグラスソースは高さ80㎝ほどもある大きな寸胴鍋に牛骨とニンジンや玉ねぎなどの野菜を1週間、火を入れたり休ませたりながらぐつぐつと煮詰めて仕上げていくのだそう。「特製浜ランチ」にすればサクサクとした衣をまとったチキンカツにもデミグラスソースをたっぷりつけていただけますよ。
今回ご紹介したほかにもハンバーグやエビフライ、カツカレーなどメニューが豊富で昔からの常連さんも足をはこぶ「センターグリル」。老舗の洋食をぜひ味わってくださいね。

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