

「手の描き方が美しすぎる!」と話題の漫画家・小菊路よう(@TheeKick)さんが、今回描くのは〈腕のお化け〉の話。仕事に悩み、疲れてしまった会社員・梅さんがうまく寝つけずにいると、目の前になんと〈腕のお化け〉が現れた!この腕のお化けの正体は悪者なのか?味方なのか?ちょっと抜けたところのある天然な会社員・梅さんと、色白マッチョな腕のお化けの不思議なコンビが繰り広げる、ほっこり笑える怪異漫画の世界にどっぷり取り憑かれてみてはいかが?
■腕のお化けの正体は悪者?味方?
1話1-1 / 漫画=小菊路よう
1話1-2 / 漫画=小菊路よう
1話2-1 / 漫画=小菊路よう
ちょっと抜けたところがある主人公の梅が、色白マッチョな腕のお化けのカイと意思疎通しながら「お茶っぱ買ったの私だけど」と言い、地味なツッコミがじわじわとくるシーンがある。梅は天然キャラでツッコミの要素もあるようだが、作者の小菊路ようさんは「ツッコミの素養があるかどうかはわからないのですが、2人がそういうことも気さくに言える関係になってきたということなのかもしれません」と関係性の変化にも注目してほしいという。
霊視した腕のオーラにモザイクがかかり、妙に生々しく描かれているときの効果音が「モザ~」という宇宙兄弟味のあるものになっており、そのシーンについては「状況が一発でわかってもらえるといいなという気持ちでは書いているのですが、なかなか奥が深くて勉強中です」と試行錯誤があったと語る。
また「ホト6」の宝くじを見つけてもらい大喜びする梅に対して真顔の潮。2人の温度差がおもしろいシーンなのだが、さらに「支払期限:もうすぐ」とも描かれており、こまかな部分にも笑いを入れ込んでいる。小菊路ようさんはこのシーンについて「ご指摘いただいたように、梅の喜びに対しての潮の虚無な感じのコントラストにこだわり描きました」と教えてくれた。
「手の描き方が美しすぎる!」と話題の漫画家・小菊路ようが描く「腕のお化け」の話でほっこり怪奇漫画の世界を堪能してみてほしい。
取材協力:小菊路よう(@TheeKick)
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