金沢市の郊外に、地域の人に愛されるパティスリーカフェがあります。「LIFE IS SWEET（ライフイズスイート）」は、「人生は甘美なものである」という意味を持つお店。季節ごとに内容が変わるパフェやクレープをはじめ、オリジナリティあふれたケーキが人気です。どれも気分がパッと明るくなるような、愛らしくて美しい魅惑のラインナップ。金沢へ行ったら、ぜひ立ち寄りたいスポットです。
金沢駅から車で約15分。金沢市窪の南大通り沿いに「ライフイズスイート」はあります。
こちらは、もともと金沢では珍しいクレープ専門店「リスクレープシュクレ」からスタートしたお店。2019年、店名を「ライフイズスイート」に変えて、パフェやケーキも楽しめるパティスリーカフェとして、リニューアルオープンしました。
一歩足を踏み入れると、中はふんわり甘い香りが立ち込めていて、幸せな気分で満たされます。
木の温もりいっぱいの店内は、初めてでもどこかホッとする落ち着いた雰囲気。一人でも友達同士でも、のんびりとしたひとときを過ごせます。
席に座ったら、上品でセンスのいい雑貨にも注目を。天井から吊り下げられた鳥かごや、あちこちに飾られたサンタクロースの人形、レトロなデザインの照明にときめきます。
こちらのクレープは、迷うほどメニューが豊富。シンプルな定番から旬のフルーツを使った季節限定のものまで、常時14種類以上を提供しています。
メニューの大きな違いは、生地をクルッと巻いた手で持つタイプか、薄く丸く焼いた生地をお皿にのせるタイプか。その日の気分に合わせて、さまざまなクレープを気軽に楽しめるのが魅力です。
4月末頃までは、みずみずしさがあふれる大粒の「あまおう」を、中にも外にもたっぷりと使用したスペシャルなクレープが登場。苺の上には、エディブルフラワーやメレンゲで作られた蝶ものって、目にも鮮やか。もっちり手作り生地のクレープは、おいしくて食べ応えも十分です。
こちらを訪れる多くの人がお目当てにしているのが、見た目も華やかな季節限定のパフェ。冬から春にかけて展開するのは2種類。そのうちひとつが、「苺と和栗のモンブランパフェ」です。
和栗を使ったマロンクリームは、細くてなめらか。ふわっと軽い食感で和栗の芳醇な香りが鼻孔をくすぐります。食べ進めると、苺のソルベアイス、和栗のブランマンジェ、ザクザク食感のクッキー、つぶあんなどが現れ、さまざまな味と食感の変化が楽しめます。
もうひとつ、季節限定の「パフェプランタニエ あまおう」は、真っ赤な苺がひときわフォトジェニック！トッピングで使われているだけでなく、中のジュレもソルベもベースはすべて「あまおう」という、贅沢なスイーツです。パフェを入れる器にもこだわり、特注なのだとか。
パフェは食材が巧みに重ねられ、食べ飽きることのない自然なおいしさ。キュートで気品あふれるルックスにもうっとりです。
ケーキの中で目を引くのは、青い空に浮かぶ雲のようなフォルムの「くもとたいよう」。ココナッツサブレを使ったベースに、九州産クリームチーズとパッションの酸味のクリームがこんもり！ひとくち食べると、ふわっとした優しい食感に包まれ、夢心地になります。
グリーンの愛らしいこの子は、ピスタチオで出来た「ぴちょん」君。しずくが“ぴちょん！”と落ちるイメージから作ったのだとか。たくさん並んでいる姿もほっこり愛らしく、微妙に表情が異なるもの魅力。手土産に持っていけば、箱を開けた瞬間に喜ばれそうですよね。
「ぴちょん」は、グロゼイユの酸味が効いたさわやかなケーキ。ピスタチオのムースも軽やかで、ふわふわとした舌ざわりを楽しめます。
その時その時で、季節のフルーツを使ったメニューが登場する「ライフイズスイート」。次はどんなスイーツに出会えるのか、何度訪れてもワクワクします。金沢へ行く際には、ちょっと足を伸ばして、甘い幸せに包まれてみませんか？
