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京都の路地で彩り豊かなおばんざいランチとクラフトビールを♪「京のSAKESORA」

  • 2022年3月1日
  • ことりっぷ


烏丸御池エリアの一角にある「三条食彩ろおじ 堺町の道」。細い路地に面した長屋の建物に7つのお店が入居する小さな飲食店街です。そのなかの一軒「京のSAKESORA」は滋味に富むおばんざいランチをはじめとした創作和食と京都の全ブルワリーのクラフトビール、京都の酒蔵が醸す日本酒が楽しめるお店。オープン当初はディナー営業のみでしたが、ランチが始まって以来、口コミで人気が広がっています。
地下鉄烏丸御池駅から三条通を東へ5分ほど。明治時代の赤レンガ建築・京都文化博物館別館を通り過ぎ、堺町通と交わる十字路を右折するとほどなくして「三条食彩ろおじ 堺町の道」に到着。細い路地に京割烹、鉄板ビストロや鰹節丼専門店など7つの飲食店が連なっていて、入り口側から2軒目がお目当ての「京のSAKESORA」です。2階建てのミニマムな空間で、1階は一升瓶が並ぶカウンター席、2階がテーブル席。隠れ家のようなたたずまいに胸が高鳴ります。
お店をプロデュースするのは、京町家の宿を運営し、京町家の再生に尽力する地元京都の企業。宿泊客からの問い合わせも多い「京都のお酒と京都らしい食事が味わえるお店」を自らカタチにしたのだそう。京町家の内装に携わる伝統工芸士たちとの縁から、インテリアにはほのかな煌めきが美しい京唐紙や、釘を使わず木で繊細な模様を組み上げる「組子」を採用。あしらわれた伝統文様は、瓢箪や七宝、亀甲など縁起のいいモチーフばかりです。
おすすめは、「おだし」「つけもの」「麹・味噌」の“三味”をテーマにした三味彩々(さんみいろいろ)ランチ。それぞれの持ち味を生かした料理2品ずつと、3種のおにぎり、サラダ、スープ、ひと口デザート、クラフトフルーツサイダーがセットになっています。取材時は、かぶらのお浸し、浅漬け白菜ソースを添えたローストビーフ、醤油麹の和風ジャーマンポテトなどが並んでいました。
京都の老舗醤油店・澤井醤油の醤油、野菜づくりからこだわる「もり」の京つけもの、京都の老舗米屋が展開する八代目儀兵衛の厳選米など、食材から調味料まで吟味。彩りや栄養バランスも考えられた、盛りだくさんなランチです。
クラフトビールは西陣麦酒、一乗寺ブリュワリー、家守酒造、ウッドミルブルワリー・京都、Kyoto Beer Labなど京都の全10のブルワリーのビールが並びます。他府県から招いた“ゲストビール”と合わせて常時約8~11種のクラフトビールが樽でそろい、ほかにボトルも用意されています。定番、季節限定のほか、その時だけのレアビールも。京都のクラフトビールが気軽に楽しめるよう考案された三味彩々ランチとの相性もぴったりです。
日本酒も充実していて、京都にある44の蔵のなかから常時16~18種がそろいます。シロップ漬けにしたフルーツで作る自家製クラフトサイダーもスタンバイ。
ていねいに引いたおだしが香る「おばんざいスープカレー」も人気メニューのひとつ。「スパイスやレシピは秘密」とほほえむ店長自慢の逸品です。具材は季節により異なりますが、取材時は、ぶぶあられをまぶしたはんぺん揚げやパプリカ、和風ジャーマンポテト、水菜のトッピング、スープの中には鶏の手羽元や厚揚げも。デザートや白ご飯、クラフトフルーツサイダーがセットになっていて食べ応えもじゅうぶんです。かつおぶしをふわりとふりかけて召し上がれ。
心づくしの料理とクラフトビールや日本酒。ペアリングやマリアージュによって、味わいが幾重にも広がるのが魅力。ランチの内容は1か月半から2か月ほどで替わるので、季節の歩みに合わせて訪れてみてはいかが。

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